パラノーマル・アクティビティ

新橋文化劇場にて2本立て。ここは初めてきた。駅徒歩1分という好立地。だけどガード下なので、振動はがんがん。いわゆるフロント的なスペースがなく、トイレはスクリーンの左右に位置している(右が男子)。上映中に用を足しにいく人がいると、光が漏れてしまう。
かように環境は果てしなく悪いのだが、逆にお行儀よく見なくてもいいんだなという安心感もある。料金も一般で900円は安い。ただ、パンフレットの取り扱いがないのは残念。

      • -

劇場の話はさておき、本作のすじを書くと、とある女性のもとに怪奇な出来事が続発。恋人はカメラを用いて、それを記録すべく試みる……というもの。
家のなかだけで映像が構成され、またストーリーも超常現象が繰り返されるだけなので、退屈ではある。しかしラストシーンにはぞっと寒気を感じたので、ホラーとして成功はしてるのかなと思う。最初のうちは、現象が人為的なものかもしれないという興味もあった。
あと、最後にこの話はなんちゃらかんちゃらという表示が出た後、まだ何かあるのかと思ってしまった。スタッフロールなしなのね。

『2012』

「地球が滅びる」で大騒ぎする作品。極限状態におかれると、人間の本性が見える。その描写が八方美人っぽく各国を誉めそやしている感じがして、好きにはなれなかった。
あと思ったのが、これの日本を中心に据えたバージョンは作れないだろうなということ。危機に瀕して国民の安寧を祈る皇室と、避難を求める周辺みたいな構図のものね。