『月に囚われた男』

ソラリアシネマ(Screen3)にて。
パンフレットのなかに「大傑作」とあるが、その言葉に偽りはない。この作品のいいところは、SF映画でありながら、SFには比重がかかっていないこと。そうではなくて、設定をフルに利用し、人間ドラマを描いている。そしてそのドラマは、ほとんどがひとりの役者によってなされているのも面白い。刻々と変化する状況に最後まで目が離せない。