「リーグ>代表戦」な理由

いま、日本を舞台としてバレーボールのワールドカップが行われている。バレーは自分がやっていたこともあって、好きなのだが、いまいち見る気にならない。オリンピック出場権なんかどうでもいいから、早くVリーグが開幕してくれないかなとさえ思っている。
こういう感情を抱くのはなぜなのだろう。少し考えてみた。
代表だと、監督が好きな選手を選りすぐることができる。V・プレミアリーグはもちろん、その下部に当たるチャレンジリーグや高校生からも選手は選ばれる。しかし、リーグだとそのように自由なことはできない。私はこの制約こそが面白さだと思うのだ。
チームには核となる選手がいれば、その逆に穴となるような選手もいる。だから、どういう戦術を採用するか、あるいはどのポジションに選手を補強するかなどといったことが、チームの成績に大きく影響を及ぼす。見る側からすれば、この点がエンターテインメント性を高めているのではないだろうか。もちろん、地域やチームカラーのことなどはあるだろうけど。