気になること
『東京フレンズ』(http://www.tokyofriends.jp/)という映像作品がある。内容についてはほとんど何も知らない。
私が興味を持っているのは、そのノベライズを担当した杉本浩一という人物である。この杉本が、実は重松清なんじゃないかと踏んでいる。
なぜか。理由はみっつほどある。
まず、以下の枠内だが、『東京フレンズ』も含め、杉本がノベライズをした本だ。
野島伸司著『人間・失格 たとえばぼくが死んだら』(単行本1994/9、文庫1997/4)
野島伸司著『未成年』(単行本1995/12、文庫1998/8)
水橋文美江著『みにくいアヒルの子』(単行本1996/7)
野島伸司著『聖者の行進』(単行本1998/3、文庫2001/8)
衛藤凛著『東京フレンズ1』(単行本2005/6、文庫2006/6)
衛藤凛著『東京フレンズ2』(単行本2005/6、文庫2006/6)
衛藤凛著『東京フレンズ The Movie』(文庫2006/7)
野島、水橋の両脚本家の作品は、いずれも田村章(=重松清)名義でノベライズをやっている。このことが、杉本=重松を思わせる。
ちょっと立ち読みしてみた感じでも、文体や語彙が重松清とそうかけ離れてはいない。
さらに、名前(とりわけ苗字)の語感が似ている。SUGIMOTO、SHIGEMATSU。S、G、M、Tと共通している。
まあ、杉本浩一が重松清だったからといって、『東京フレンズ』を読みたいとは思わないけどね。ほかに積読している本がいっぱいあるし。
『早稲田文学』Vol.5
連載インタヴュー「作家の背骨――重松清の部屋」第5回は小川洋子。勝谷誠彦が同期で優秀な学生だったというのは以前『すばる』で読んだ。だが、それのみならず『en-taxi』のイキ(壱岐真也)さんもいたのか。へえ。
「愛読者プレゼント1」という欄がある。いままでにもらったものをためておいたのか、角田さんの蔵書やら、古川さんのサイン入り自著などをプレンゼントとのこと。
そのなかに、「重松清さんサイン・コメント入り『早稲田文学』84年12月号」とある。脇に写真が添えられているが、小さくてよく見えない。書庫で確認してみると、どうやら12月ではなく11月号のようだ。重松清が島田雅彦論「ヘッドホンとゴム風船」を書いた号である。
『週刊朝日』7/28号
星野仙一阪神SD「団塊の『頑固オヤジ』としてもの申す」というインタビュー(全3ページ)の聞き手を務めている。阪神のこと、プロ野球の歴史、体調、監督業のつらさなど。
星野が監督を辞めたにもかかわらず、講演などに登場するのを見て、まったく体は悪くないじゃんと思っていた。でも、毎日のようにチームの成績についてあれこれいわれる日々は、やっぱりストレスがたまるんだろうなあ。そんなことを思ってみたりする。
『波』7月号
リンダ・スー・パーク著、柳田由紀子訳『木槿の咲く庭 スンヒィとテヨルの物語』の書評を書いている。
『ちくま』8月号
(情報出所:id:bluewaters:20060727)華恵との対談(全6ページ)。新刊の話もからめつつ。本文は下記URLにすべて掲載されている。
http://www.chikumashobo.co.jp/hanae/int.html