『三年身籠る』

通常ならとっくに出産する時期になっても、まだお腹が大きくなり続ける。いったいどうしてしまったのだろう。周囲は心配したり、あるいは好奇の目で見たり。
そうした非現実の状況を用意することで、妊娠の重大さ、尊さを見せるというなかなかの意欲作。その試みは評価するが、映画としては退屈の一言に尽きる。退屈さを排除するために、いろいろなエピソードを用意したのだろうが、それでもなお退屈。
新宿武蔵野館(3)にて。いまだにロビーで煙草が吸える劇場。喉が痛くなった。飲み物もぼったくり料金なので、劇場入口付近の自販機がおすすめ。