「桐蔭学園の真実」第4回

文化祭が盛り上がらない理由

桐蔭学園の口コミ情報という下のページに、いろいろと書かれているので、それについてコメントしてみたい。
http://going.sub.jp/archives/2005/02/post_350.html

文化祭について・・・
実行委員会はあるものの、ほとんど先生が決めるという最悪のもの。しかも、研究発表といういまどき流行らないものをやっている。つまらない。(2005年4/25、15:00)

クラスにもよるだろうけど、文化祭は本当に盛り上がらない。なぜ盛り上がらないかというと、伝統というのがひとつあると思う。それと、桐蔭的抑圧空間のなかで、できることがかぎられている、というのがある。桐蔭のカラーに反するものは、企画を出しても上層部がだめといって、はい、おしまいなわけだ。そういうふうにして、企画が通らなかったクラスには、全体の飾りつけなどという、どうでもいい役割が与えられ、さらにしらけることに。
桐蔭が桐蔭であり続ける限り、文化祭は盛り上がらない。盛り上がれない。

体育祭について・・・
横浜国際競技上でやる。遠い。全く面白くない。イマイチ盛り上がらない。(2005年4/25、15:00)

私が入学した1999年から、横浜国際総合競技場日産スタジアム)での体育祭になった。従来は、富士スピードウェイでの全校マラソン大会。
この変更について、学校側は、施設を借りる予算だとか、近場であることを理由としているが、真実ではない、らしい。先輩から聞いた話なので、噂の域を出ないが。
ちなみに体育祭となっても、やることはあまり変わっていない。事前の体育の授業で選抜された人は5キロ、それ以外の人は2キロか3キロを走る、というもの。あとは、クラスで募った4、5人ぐらいが、リレーに参加する。
なぜ盛り上がらないかっていうのは、単に人数が多くて、自分たちの出番が少ないからってことだと思う。中学高校あわせたら、3、4000人ぐらいいるだろうし。
私のなかでは、体育祭もけっこう印象に残っている行事のひとつ。特に3年のときは、最後だから悔いのないようにと、夜中に家のまわりで走り込みをした。その成果を出すことができたこともあってか、いい思い出だ。
体育祭のように学校全体ではなくて、学年ごとにやるものに、スポーツ競技会がある(略してスポ競)。こちらは出番が多いから盛り上がる。放課後残って練習したりなんかして。バレーボール、ソフトボール、剣道、バスケ…。

授業は学力別に編成されるのでついていけなくなる心配は少ない。(2005年2/20、21:51)

クラス(桐蔭ではレッスンという言葉を使うことが多い)が下位になればなるほど、教えるのが下手などこの学校にでもいるレベルの先生になる。だから、ついていけなくなり、落ちこぼれ化。
ただし、下のほうでも、最下位レッスンにかぎっては、優秀な教員を配置している。

・部活動
帰宅部も多いが、男女ともに部活動はさかん。特に男子は野球、サッカー、ラグビーetc...とにかく強く、全国レベル!応援も燃えます。(2005年2/20、21:51)

全体として、応援に燃える学校ではない。このことは、たとえば、高校野球の応援席を見て、ほかの高校と比較すれば、すぐにわかる。もちろん強制的に応援にいかされることなどいっさいない。
応援部(?)の人たちは、なかなか熱心に練習していた。グラウンドの脇で声出しなんかをやったりして。

文武両道というイメージがありますが、勉強のできる人が難関校へいき、部活をやる人は、そこそこの大学や専門学校にいくようです。両方を兼ね備えた人はそれほどいないと思います。(2005年3/18、13:39)

「両方兼ね備えた人はそれほどいない」けど、ごくまれにはいることを強調しておきたい。そういう人にしてみたら、桐蔭っていい環境なのかもな。
私は普通科だったけど、それでも専門学校はいなかったなあ。浪人組のなかには、最終的に専門学校って人もいるのかな。まあ、予備校だって専門学校の一種か。

進学について・・・
先生は国公立の合格者数を増やしたいためか、絶対に無理そうな生徒にまで国公立を進める。そしてその気になって頑張る生徒もいるが、自滅していくかわいそうな生徒もいる。
(2005年4/25、15:00)

これは担任次第ではないかと思う。普通と理数の違いもあるだろう。私の担任は、シビアな現実をはっきりとつきつけるほうだった。

出身者の著名人

最近出た、鈴木隆祐著『名門高校人脈』(光文社新書)には、巨人の高橋、西武の高木大成やくみつるデーモン小暮織田裕二と、女子アナ2人などがあげられていた。
一般的な考えだと、多いという気もするが、合格者数と同じで、出身者がたくさんいるからってことじゃないかな。以下は、完全な余談。
高橋由伸については、音楽の先生が授業のときに、高校時代の野球中継のビデオを見せてくれた。
織田裕二に関しては、いろいろと話題にのぼることがある。織田さんの担任をしていたことがある、という先生もいたし、桐蔭卒の先生で、キャンプ*1のときに、織田さんと同室になったことがある、なんて人もいた。
いずれにしても、語られる彼の印象は、決していいものではない。本人も、唯一誉められたのが「カンニングしただろ」と先生に問われて、すぐに認めたことだ、と学内誌でいっていた。
デーモン小暮については、桐蔭のえらい人が「自分のキャラをぱくったものだ」と主張していた。本当かどうかは知らないし、確かめようもない。
きのう、「たぶん、次回にて最終回」と書いたけど、時間割、とりわけ、実技科目のことについて触れたいので、あしたに続く。

*1:当時は、キャンプではなく、団体訓練、略して団訓といっていたようだが。