10/26号

室井佑月の連載は、最近帰宅するのが遅くなって、子どもがかわいそうだと母に言われたという話。それで何か習い事でもさせようかと続く。習い事と言うと、私は水泳をやらされてた。海でおぼれないようにって。子どもを一流にすることばかり考えなくてもいいと思う。
シリーズ人間は川上典子担当で、赤塚不二夫について。赤塚さんの前妻、その妻との間の娘、今の妻の3人が入院中の赤塚さんを語っている。とても珍しいことに、前妻と今の妻はとても仲がいい。だから彼を語るエピソード(浮気や酒)が次々に出てきて、とても楽しく読めた。取材記者(加世田智秋)が10年以上前に来たときのまで覚えていて、あの時不二夫とアダルトビデオを見てたよね、なんて言われたりもしている。読みながらほのぼのとした気持ちになった。
中森明夫の連載は、イチローについて。年間最多安打記録を更新したことによって、みんな彼のことを好きであるかのように言い始めたが、実際のところイチローは無愛想でファンサービスの悪い人間だと思っている人が多いという内容。私はイチローが大嫌いなので、記録を作ったことに対してもふーんぐらいにしか思わなかったけど。
石黒彩の子育てプロジェクトは、3番目の子どもが生まれたことによって、上のふたりが手伝いをよくしてくれるようになったという話。母親からしてみればありがたいことだし、子どもは頼られることで自信を持つ。いい話だ。11月に連載をまとめた単行本が出るとのこと。どういうふうにまとめられたのかを見てから、買うかどうか決めたい。