名古屋で講演会

NHK名古屋文化センターというところで、本日13:30から1時間半にわたって講演。千種駅名古屋駅のちょうど真ん中あたりに位置するのだが、名古屋からだと迷いそうなので、千種から歩いて行った。(地下鉄があるけどお金もったいなから)歩き始めて20分ぐらいでオアシス21http://www.sakaepark.co.jp/)という広場が見えてきた。そこにはポケモンセンターゴヤとかいうショップもあって、入場待ちの子どもたちの列が(夏休み最後ということもあってか)すごい。そのオアシス21からNHKのビルへは地下2Fと緑の大地からつながっている。ビルにはNHK関連の他にもNTTドコモなどの企業が入っていて、その最上階21Fが本日の会場。教室は屋上が低いけど広々としていて、100人くらいが座る分の机椅子があっただろうか。学習塾の教室を二つ分合わせたような、そういう感じ。スズケンという医薬品会社(http://www.suzuken.co.jp/)の寄与講座ということで、学生は受講料無料。(一般は1890円のところを)
特に何の前置きもなく重松清が入ってきたところ、職員のおじさんと思われる人の紹介がある。

重松さんについては、もう説明の必要もありませんね。とてもお忙しい方です。こうしてわざわざ名古屋まで講演に来ていただくことで、仕事が1日ストップしてしまうのですが、無理を言って来てもらいました。そもそも重松さんをお呼びしたのは、昨年放送された番組を担当したカメラマンが私のところに「とてもいいものができた」と言ってきたのがきっかけです。

「あの日の言葉と21世紀の言葉」という演題で、内容は昨年8月(総合では12月)に放映されたドキュメンタリー番組(最後の言葉-作家・重松清の見つめた戦争)と、その裏側を記録した最新刊の『最後の言葉 戦場に遺された二十四万字の届かなかった手紙』が成る過程についての話だった。あの日、戦場で将兵たちは妻を思い、家族を思っていた。そのことが記された日記を読んだ現代の子らは、「戦争反対」とか「平和がいい」とか言うのではなく、自分たちの周りの人たちにその思いを重ね合わせる。そのことがとてもうれしかった、と重松清は言っていた。
こちらのblogの8/29のところがすごくすごくすごく詳しいので、私はこのへんで終わりに。http://blog.livedoor.jp/mikey777/
そもそもこの講演会があるのを私が知ったのは、このblogからだ。たいへんたいへんたいへん感謝。

『ちくま』(筑摩書房のPR誌)9月号

ちくま新書10周年ということで、宮崎哲弥重松清がインタビューしている。内容は新書の過去、現在、未来について。

『TITLE』10月号

矢沢永吉のニュー・アルバム『横顔』が発売されるということで、特集が組まれている。本人へのインタビュー、密着ドキュメント、これまでの歴史などに続き、彼を慕う人々の章がある。横山剣リリー・フランキー×加藤ひさし田島貴男などが登場し、特集の最後を締めているのが重松清の文章である。矢沢の著書から引いた文章をもとに、重松清が自分と同い年の架空の人間を作り上げ、(重松清に息子はいないしね)あこがれるけど決して届かないエーちゃんの像を描写していた。
9月号にも重松清が書いていたみたいなので、どこかでバックナンバーを見ることができたら、そちらの感想も今後の日記で書きたい。