10/19号

中森明夫は今回から新連載ということで前の方のページへ。文章の内容的にはリニューアルされた感じがしないが、彼の考案した「新語」が毎週掲載されるのが変更点のようだ。今回のネタは田代まさしシドニーアテネとオリンピックの最中に犯罪をしでかした田代が北京ではどんなことをしてくれるのかと想像している。
室井佑月の連載は、彼女と同業の友人がホストと恋愛しているという話。冒頭の「同業者の友人」という言葉を見て、「そもそも室井佑月の職業って何?」と思って読み進めると、友人はライターだった。タレントではないのか。
今週号で興味をもって読んだのが、これまでに1600人以上とセックスしていきた主婦の話。夫の無関心、娘の不登校などが原因で、42歳になって出会い系(伝言ダイヤルって書いてあったかな)で男を求め始める。これだけの人間と関係してきたにもかかわらず、大きな問題が起きていないことに救われた思いがした(公園に放置されたとか、笑って済ませることのできるエピソードはあったけど)。
シリーズ人間は川上典子担当で、幼いころに虐待を受けながらも歌手となり、その経験を著作、講演などで語っている岡田ユキ(http://okadayuki.com/)について。ふたりの兄には優しい両親だが、自分にはちょっとのミスさえ許してくれない。兄からは性的虐待を受ける。それを両親に話しても信じてもらえない。そんな絶望の中を生きて、彼女も母となるのだが、虐待とは連鎖するもの。ふと子どもに手を上げている自分に気付く。そんな自分を認識して、虐待の連鎖を断ち切り、現在の活動に携わるまでのお話。最後は前向きに締めくくられている。生々しかった。やはりこういう話は作家が想像で書いても、まったくリアリティーのないものになってしまうと思う。
検索してたら、こんなページを見つけた。やっぱり生々しい。
http://www.geocities.jp/alohaspirit_love/
石黒彩の子育てプロジェクトは、次女が布団から床に落ちて、肘がはずれたときのこと。落ちたといってもわずか10センチぐらいなんだけど、泣き続けるので病院に行ってみたら、そのような診断。子どもはもちろん、私たち大人も、このぐらいのケガは大丈夫とか思わないで、すぐに病院に行くことが大事だと思った。