大ハズレの自転車を引いた話

辻堂まで映画を見に行った。

一日中雨みたいな予報だったけど、出かけるときは降っていなかった。こういうときはハローサイクリングを使う。自分の自転車で行くと、途中で雨になったときの対処に困るからだ。シェアサイクルなら歩きに切り替えるだけで済む。

各拠点にいくつか自転車が置いてある。選ぶとき何を見るか。まずはバッテリーのゲージ。次にサドルの高さが自分に合っているか。もちろん調整はできるんだけど、ピッタリのを選ぶほうが楽なので……。

それで走り始めたところ、やたらと動きが重い。ギアは3段階でこれは問題なし。私も一番重いやつしか使わないし、他の方も同じだと思う。借りたとき他の段になっていたのは、記憶にある限り1回だけ。

しばらく走行状態に意識を向けると、どうもブレーキが常時かかっている感じ。音もギーギーいってて、道行く人に振り向かれるレベル。途中、自転車を押すところもあったんだけど、そのときもズッシリとしたものを感じた。

とはいえ私も毎日つかってるわけではない。コンディション不良と確信はできず、目的地まで走った。

4時間後……。帰りも雨は大丈夫そうなので、再び自転車を借りる。行きに乗ってきたやつを選ばないよう注意して出発。

すると、さきほどとはうってかわってスイスイ。倍はスピードが出てるんじゃないかと思うぐらい。疑問が確信になってスッキリ。そして事故につながらなくてよかったなあと。