原武史著『鉄道ひとつばなし2』(講談社現代新書、2007/4)

隣県にまたがる区間と、その両境に停車する本数を調べた隣接係数一覧表(p.253)は秀作。こういうことを調べて数値化しようとする企画力がすばらしい。そのわりに「日本の鉄道全線シンポジウム」は、読み物として面白くなっていないのが残念。
高校野球の選手権大会はもともと阪急が誘致した(p.270)というのは、へえなエピソードだった。