内田樹著『下流志向 学ばない子どもたち 働かない若者たち』(講談社文庫、2009/7)

本論はもちろん面白く読んだが、一番の驚きは大学の単位についての指摘(p.184-186)。1単位というのは、45時間の「ワーク」に対して与えられるもの。それが大学では、15時間授業を受ければ1単位になってしまう。では45から15を引いた残りの30(時間)はというと、予習15時間、復習15時間するものとみなされているそうなのだ。
学生時代を振り返るのが恥ずかしくなる。ちなみに卒業に必要な124単位は、5580時間の計算。4で割ると、1年で1395時間。さらに365で割ると、1日あたり3.82時間になる。
そんなに勉強するのかと一瞬思うけど、予備校のころはもっとやってたんだよな。