ロッテ×巨人(15回戦、水戸市総合運動公園市民球場*2)


イントロダクション

当初ロッテ浦和だったのが、変更されたこの試合。水戸市制120周年・水戸藩開藩400年記念行事と銘打たれている。
球場へは常磐線赤塚駅から歩くこと、40-45分。ちょっと遠い。ちなみにバス利用なら、水戸駅北口4番のりば発の茨城交通バス(路線番号37)が水戸市民球場を経由する。しかし、休日は1時間に1本程度だ。使いにくいな。
開始3時間前の10:00に開場。間に合うよう早めにいったが、人はわりといる。外野席の入口はスコアボードの下で、時間になり、ユニフォーム姿の高校生(?)2人がやってきて開場。
外野が芝生席なのは、地方ならどこでもそうだが、ここはちゃんと刈られていたのが印象的。グラウンドならず席にまで芝目が入っているのは初めて見た。

よくない構造

当初、私はバックスクリーン横に座った。やがて太陽が動けば日陰ができるだろうと考えたのだが、失敗だった。
通常バックスクリーンはスコアボードと一体の場合が多い。だけど、たまにスコアボードの前方に設置されていることがある。ここもそうだ。これの問題は、中堅によりすぎた場所に座ると、反対側の外野がそのバックスクリーンゆえ、死角になってしまうこと。そのことに気づき、泣く泣く日陰をあきらめた。

売店

外野席の売店スペースは、シャッターがおりていて営業なし。何も食べないのはつらいので、いったん退場して球場正面のほうにいってみる。
しかしこちらも場外にはグッズ売場があるのみで、飲食物の販売はバックネット裏の場内。ということは、特別席のチケットがないと無理なのだろうか。そう思ったとき、あいているゲートを発見。しかも人がいない。これが売店にいく用の通路だったのかと入る。だが買い物を終え出ようとしたときには、閉ざされていた。どうやらイレギュラーに入場してしまったらしい。ということは、売店は特別席の客専用だったのだろうか。そんなことはないと思うのだが(外野席にも売店で買ったものを持った人がたくさんいたので)。
ちなみに売店は複数業者がやっていて、売られていたものを列挙すると、ビール、ジュース、かき氷、焼きそば、フランクフルト、おにぎり、よこすか海軍カリーパン、大判焼きなど。カレーライスもあり、一番人気だった模様。またくる機会があったら、何か持ち込みたいかな。

チェイス・ランビン

最近のファンサービスに「選手と子どもたちがいっしょにポジションへつく」という試みがある。きょうの試合前もそれをやっていた。
さて、ふたりの少年とともにセンター定位置へついたランビン。なにやら子どもたちに話しかけている。日本語ではないだろうが、ふたりは首を縦に振ってうなずく仕草。一応通じている、のか。
その後ランビンは、それぞれとグラブを交換。ボールをぴしっ、ぴしっ、とやって感触を確かめていた。
コミュニケーションに積極的な様子がうかがえて、私は好感をもった。ちなみにこの間、ムニスが子どもとからむことはなかった。

3回裏

1アウト2塁で、バッターはランビン。カウント1-1からの3球目は、ワンバウンドして足元付近へいくボールだった。
ランビンはまったく迷うそぶりを見せずに1塁へ。しかし、ボールの勢いがそがれなかったので、デッドボールとするのはかなりくさい。
ランビンは塁上に立つ。そして次のプレーに移るかと思われたとき、キャッチャーの実松が「あたってないのでは」のアピール。球審の大和はそれを受けて、あっさり判定を覆した……。
何だよ、それ。自分もあたってないと思ってたのかよ。それでも、自信たっぷりに1塁へ向かったら、デッドボールと判断しちゃうのか。去年のアジアシリーズGAME2みたいなことはやめてくれ。
ランビンはバッターボックスに戻され、カウント1-2にて再開。

4回裏

青野の3塁線への打球(ファウルボール)に飛びつく大田。そして中断。
ジャイアンツ大田選手、ユニフォーム交換のため、しばらくお待ちください」
珍しいアナウンスだ。
もうひとつ。この青野の打席は、1アウト1・2塁だった。青野は空振り三振したが、ボールが転々とする。ランナーはそれぞれ進塁。これは問題ない。
そして青野も1塁へ進んだ……。しかし、振り逃げは認められない場面。何も考えずに走ってしまったんだろうが、無駄足に終わった。

展開

ジャイアンツがソロホームラン2本でリード。マリーンズは8回に2アウト満塁で無得点。9回も2アウト2・3塁という場面を作ったが、ムニスが高めのまっすぐを続けて空振りし、三振。あと1本が出なかった。

得点経過

4回表、李が右中間にソロ。(巨人1-0ロッテ)
7回表、実松がレフトへソロ。(巨人2-0ロッテ)

帰路

売れ残りが安くなってないかなと売店へいってみたら、もう撤収した後だった。スピーディーだなあ。
私はいきと同様、赤塚まで40分ほど歩いたが、水戸行の臨時バスも出ていた。今後の参考までに。

メモ

きょうはというか、きょうもマリーンズが3塁側。ロッテ浦和に準じてる?
ホームチームであるマリーンズも、バッティング練習のケージはひとつだった。
地方球場には珍しく、フェンス広告が多い。12-3ぐらい掲出されてたかな。
外野席のトイレは入場口の正面と、ポール側にある。
ブルペンはスタンド下部にあり、客席からは見えない。ただし、場外に出るとのぞくことができる。
バックネット側にはカウントと判定の表示がある。
スコアボードの選手名は、とりあえず4文字までは入るようだ。「8ランビン」が表示されていたので。
「6渡 辺」は、「6渡辺正」としなくてよかったのだろうか。
チケットは球場正面のBOXにて全種扱い。プログラム(100円)も。この手のメンバー表で金を取るのは珍しい。別に有料だからって、すごいものではなかった。
外野席入口脇にも「切符売場」があったものの、きょうは使用しておらず。
内野席の構造が珍しい。外野寄りの部分は、上部の座席を削っているのだ。きょうは内野席2000円、特別席3000円(いずれも当日価格)だったが、客の入りを見ると、上部座席がないところが「内野席」らしい。
スタメン発表のアナウンスは、音量的な問題はないのだが、子どもが担当で聞き取りづらかった。
外野席の客へ向けて、「5回裏終了後、内野席へ移動してもいい」と係員が伝えて回っていた。いっぱい空いてるもんな。でも、もとから内野席を買った人はちょっとかわいそう。
ラッキー7は、ジャイアンツの曲も流れた。

NPB公式より

試合時間:3:04
観衆:3913*1

*1:参考までに、ことし5月の巨人×西武は1945。