楽天×西武(14回戦、こまちスタジアム*1)


移動

本日のスタートは盛岡5:22発の田沢湖線。これの乗り継ぎで秋田到着は7:57。
そんなに早く移動しなくても、と思うだろうか。だが、田沢湖線は本数が非常に少なく、これを逃すと、試合開始に間に合わないのだ。
まず券売機できっぷを買う――つもりが、秋田までの2210円は表示されない。別の行先の2210円はあるのだが。
駅員に聞くと、車掌から買ってくれとのことで、乗車駅証明書をくれた。それで、ホームにいく。
車両は6両ぐらいあったのかな。車掌は当然のこと最後尾にいると思った私、そこまで歩いていく。だけどドアが開かない。
んん、と思って、まえのほうに引き返す。大曲いきは前方2両だけだった。あとはというと、途中駅まで引っ張っていって、そこ始発の盛岡いきとなっていた。ふーん。
きっぷは問題なく買えた。2両編成の後ろのほうに乗ったが、そちらの客は6-7人だった。

田沢湖駅

赤渕駅を発車すると、電車は雨で霞がかった森のなかを進んでいく。その光景は実に神秘的だった。好天だけがすばらしいシーンを見せてくれるわけじゃないんだな、と思った。
田沢湖駅では、20分以上の停車。通過待ちではなかったようだが、いったいどんな意味があるのだろう。
暇なので、駅舎にあったスタンプを押した。そして、トイレも済ます。
トイレは、予想に反して新しかった。ってことは、照明はセンサーが感知して自動で――、つかなかった。そこまで金はかけてないのか。
入口のドアを開けて、あかりをとり、スイッチの場所を探す私。とほほ。
電車に戻ると、発車が近づくにつれ、高校生たちが続々と乗り込んできた。夏休みの時期じゃなかったら、もっと多いのかな。

奥羽本線

前述のように、きょうは雨。ということは、みなさん傘を持って家を出るわけだが、車内ですごいものを見た。首都圏にはない傘の置き方をしているのだ。
言葉で説明しづらいが、つり革がぶらさがっているバーに傘の持ち手をかけ、網棚のバーの一番前と二番目の間に、傘の先端を通す。そうすると、うまい具合に、収まってくれるのである(写真を撮ればよかった)。
最初は1人だけのオリジナル技かと思った。だが、周りを見渡すと、同様の傘置きが5人ほど。
すごいぜ、秋田。

秋田駅到着

他人の傘に見とれるあまり、自分のを車内に置き忘れてしまった。あーあ。後でコンビニにて980円のやつを購入。
秋田についてまずしたのが、金萬という名物菓子を買うこと。10個入り525円。朝食がわりに待合室で食べた。
金萬とは都まんじゅうみたいなものだ。だからしょせんその程度の味でしかない。

久保田城跡

駅から近いところにあるので、いってみた。入館100円。
4Fが展望台で、こういうところにありがちな記念メダルが、ここにはなかった――というぐらいの印象しかない。

華の湯

きのう風呂に入れなかったのでいっておく。こういうところを利用するとき、私はたいてい1時間ぐらい費やす。
だけどきょうはあまりにも暇だったので、出て入りを繰り返し、3時間ぐらいいた。露天風呂に落ちてくる雨からして、きょうは中止だろうなと思った。

球場への道のり

上にも書いたが、暇なので、さっさと球場へ向かうことにする。途中、県庁のあたりで、何かごはんを食べるつもりだったが、そういう店は見当たらなかった。役人はどこで食事をするのだろう。庁内食堂みたいなのがあるのかな。
さらに球場方面へ歩く。だが、雨は強い。秋田県立図書館で雨宿りがてら読書。14:00過ぎに1回、1時間後にもう1回、楽天の携帯サイトを確認。中止にはなっていないようだ。雨もちょっと弱くなったかな。
ということで、ウォーキング再開。バスに乗ってもいいのだが、それだと時間がつぶせないので歩く。

到着

球場正面の売店は非常に充実。あれもこれも食べたかったが、そのなかで横手焼きそば(500円)を購入。
何ゆえに横手なのか知らないが、とりあえず目玉焼きがのってることと、麺がストレートなのが特徴か。
縮れじゃないことでするする食べられる。味もよく、焼きそばにもうまいのってあるんだなと思った。

球場雑感

雨だけど、やるのかな、やらないのかなという気持ちでグラウンドを見つめる。
ここは、内野スタンドの傾斜ぐあいなど、個人的にはひたちなかに似てると思う。まあ、いい球場の部類に入るかな。

試合前

グラウンドは、内野全面にシートがかけられている。17:00過ぎだったか、実施に向けて、その取り外しがはじまった。
だが、シートをかけてあったにもかかわらず、特に1-2塁間はかなりぬかるんだ状態。整備に時間がかかり、試合開始が遅れるとのアナウンスがあった。
内野でグラウンド整備が続くなか、審判団が外野へやってくる。どうやら、フェンス際のアンツーカー(?)にできた水たまりについて、「こんな状態ではもう無理だ」的な指摘を主催者にしているようだ。
それであきらめるかに見えたが、外野にも整備の人員を持ってきた。トンボでがーっと押し出すと、意外にも水たまりは消滅する。
これでやれるかと思ったが、雨が強まる。そして18:10過ぎ、ついに主催者が白旗をあげ、中止が発表された。

まだ終わらない

何もせずに帰るわけにはいかないと、ライオンズファンはリードの位置に集結。
まずはきょうの1-9*1。以降、順番は忘れたが、片岡・栗山・西口の応援歌。西口には「がんばれ」コールも。きょうは中止だけど、また次回ということかな。
そしてチャンステーマ2で、力の限りに横移動。本気で走ったのと、普段より長くやったのとでばててしまう。きょうは中島でコールしている人が多かったので、それにならってみた。
その後はリクエストで、カブレラと秋山。どちらも、曲自体は使われ続けているが、この選手名でコールできたのは楽しかった。
最後に球団歌をやって、三本締め。そして余興で統一ライオンズファンファーレ。完全に定着したなあ、これ。

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ときを同じくして、イーグルスも何かやっていたが、まったく聞けていない。

暗闇をさまよう

球場の外に出ると、本日の払い戻しについての案内看板が出ていた。こういうのもちゃんと用意しておくんだなあ。
ちなみに当日券は7/31からAAB秋田朝日放送本社にて。あしたには帰るので無理、と。まあ、記念に持っておくのも悪くないデザインだ。

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ところで私は、秋田駅へ向かうバスの列についた――つもりだった。
1時間ちょっと待ったか、19:57にバスは発車。20:11に「駅」へ到着した。あれ、みんなそのまま降りてるけど、無料だったのか。意外に太っ腹だなと思いつつ、下車する。
そして、私は重大な間違いに気づく。そこは、駅なんかではなかったのだ。駐車場だったのだ。
うわー、離れた駐車場と球場を結ぶバスに乗っちゃったのか。
それだけならまだいい。問題は、この駐車場とやらがどこに位置しているのか、見当もつかないことだ。あたりは真っ暗で、わずかに見えるのは風車*2。そんなの、昼間は目に入らなかったのだが。
闇のなかではっきりとはわからないが、駐車場はけっこう広いらしい。出口を探すのにも苦労した。
ようやく見つけた出口。左にいくのか右なのか、それだけは聞いておこうと、誘導の人に尋ねる。
「どっちにいっても同じぐらいですね。あの雲が見えるあたりが、そう(秋田駅)です」
私は右を選んだ。それは、もし左にすると、車列を横切るからだったのだが、この右という選択ができたのは幸運だった。球場方面に戻るのがこちらだったからだ。逆へいっていたら、未知との遭遇で大変なことになっていた。
とはいえ、信号もなければ、照明もない。車のライト以外は完全なる闇である。先の誘導員に「歩いていかれるんですか?」と驚かれたので、それだけの距離はあるのだろう。
心細くも歩き続けると、行く手にあかりが。近づいていくと、カーブへ注意をうながすために、ふたつばかり照明があるだけだった。けっ。
また闇を歩く。こんどは信号が見えてきた。これで位置の把握はどうにかなるだろう。
信号はすぐ先に見えるのだが、手前の曲がり角にも看板が出ている。目を凝らすと「県立プール」はここを曲がるという矢印だった。プールは球場に隣接している。ということは、曲がったほうがよさそうだ*3
そうして進んだ先に、球場の照明が見えてきた。先ほどバスが出発した場所だ。時刻は20:55。ようやく1時間まえの状態に戻れたわけである。そこでは係員の人たちが、解散すべく点呼をしていた。
もう駅へいくバスは終わっているので、さらに歩き続ける。トータルで2時間10分、球場を再スタートしてから1時間半ほどたった22:23、駅にたどり着くことができた。

コミックバスター(アルヴェ秋田東口店)

ナイトパック6時間1350円。禁煙席はあるが、区切りがなくてまったく無意味。駅に近接していて便利ってぐらいかな。
晩ごはんとしてナポリタン(400円)を食べてみた。タバスコとパルメザンチーズがついてきたのにはびっくり。ネットカフェなのに。ま、使わなかったけどさ。
http://www.v-buster.co.jp/ci/kameiten/ar01_akita/index.html

メモ

外野のチケットは、外野の入場口付近のみにて販売。球場正面では扱っていなかった。
外野席の入口は、バックスクリーン裏1箇所。
外野は芝生席で、一番前と奥に通路あり。
ビン・缶・ペットボトルは持ち込み禁止との案内がなされていた。ただし手荷物検査はなし(悪天候のため?)。再入場は可。
外野の売店は、コカコーラとサークルKサンクスほか。前者はチュリトスやフランクフルト、後者ではスタジアム弁当(650円)やスタジアムおむすびセット(450円)が売られていた。ま、「スタジアム」をつけたところで、おむすびはおむすびだろうけど。そのほか、つまみ・球団グッズなどの販売あり。球場正面に比べると、だいぶ貧弱。
スコアボードの下が、ちょっと雨を避けられるようになっている。ただレフト側については、カメラがまえにあるので、見にくい。
内野席にかかってる屋根は、照明にもなっていて、形が独特。検索してみると、米粒を模しているのだとか。へえ。

*1:球場ではアナウンスされなかったが。

*2:いま地図で調べてみると、秋田ウインドパワー研究所という施設らしい。

*3:地図を見ると、曲がったことによっていくらか遠回りになっていた。