逡巡
宮崎空港へ着くと、けっこうな雨。リーグのサイトでは、すでに2球場の中止*1が発表されていた。
さてどうしよう。日向はまだ決定していないようだ。しかし、交通費が無駄になる事態は避けたい。9:00に電話をしてみた。「いまのところ雨も降っておりませんので、やる予定です」とのこと。なるほど、1時間ちょっと北上した先は、雨じゃないのね。
経路
そんなわけでJRに乗って、最寄りの財光寺へ。球場へは歩くこと25分*2。ちなみに、バス路線はJR線路の西側を通っているので使いづらい。よって、「日向市からタクシーを使え」ってな案内*3になっているのだと思われる。
誤解
駅から歩くとき、雨は少し降っていたものの、傘を差す必要はなかった。
ところが現地へ着き、バックネット裏へ向かうと、あれれれれ。ホークスの選手がバットを持って次々どこかへいく。中止が決まって撤収か。いやでも、この雨でそれはないだろう。
後でわかったことだが、グラウンドにシートをかけたため、別の場所で打撃練習をしていたらしい。
近接
この球場はもちろん初めて。びっくりしたのが、選手との距離が尋常でなく近いこと。
まず、バックネット裏の最前列がグラウンドレベルになっている。そして、そこに座るとすぐ目の前を選手・コーチがいったりきたり。彼らは本部室(?)へいくため、ドアを開けてネットのこちら側にくる。だから、触ろうと思えば触れるし、殴ろうと思えば殴れる。そんな接近具合である。
ここまで選手をそばに感じられる球場は、ほかにないのでは。少なくとも、プロ選手が試合をやるところに限定すると。
あとは、外野後方に広がる松林もここの特徴といえるかな。
断念
試合が始まり、雨はしばらくぽつぽつだった。しかし2回裏終了後のこと。すさまじく強まり、選手・審判が誰からともなく引き上げてくる。通り雨ですぐにやんだものの、コンディションはどうだろう。
しばらく見ていたが、なかなか水はけがいいなあという印象。再開に向け、グラウンドに土を入れ始める。そのときだった。再びの通り雨。担当者からは「とどめ」との言葉が聞かれた。
そんなわけで13:54、ノーゲームの宣告。下は参考までに内容。
ホークス打撃成績
位置 | 選手 | 1回 | 2回 |
---|---|---|---|
(一) | 明石 | 投ゴロ | --- |
(遊) | 今宮 | 中飛 | --- |
(中) | 長谷川 | 空三振 | --- |
(指) | 江川 | --- | 空三振 |
(三) | 小斉 | --- | 中飛 |
(二) | 福田 | --- | 四球 |
(左) | 中西 | --- | 三ゴロ |
(捕) | 高谷 | --- | --- |
(右) | 中原 | --- | --- |
ベイスターズ打撃成績
位置 | 選手 | 1回 | 2回 |
---|---|---|---|
(右) | 松本 | 二飛 | --- |
(三) | 山崎 | 投ゴロ | --- |
(左) | 北 | 二ゴロ | --- |
(中) | 吉村 | --- | 空三振 |
(一) | 内藤 | --- | 左直2 |
(二) | 藤田 | --- | 左ゴ安 |
(指) | 井手 | --- | 二ゴ併 |
(捕) | 黒羽根 | --- | --- |
(遊) | 梶谷 | --- | --- |
ホークス継投
怜王(2)
ベイスターズ継投
高崎(2)
メモ
バックネット裏から内野の半分ぐらいまでベンチシート。後は芝生席。
本部室を挟み、ネット裏の1塁側・3塁側それぞれに、ほんのわずかながら屋根がついている。
外野のフェンスがこの手の球場にしては高い。立ち見でも視界に入ってくる。
外野席は頭上にもネットがめぐらしてある。
練習中は、ホームベースとバックネットの間に、トスバッティング用の(?)ネットが設けられていた。
このフェニックスリーグ最後の試合が、「横浜ベイスターズ」という名称でのラストゲームになるのかなと、ふと思った。
曇り空のため、11時前から早々照明が点灯していた。
ホークス五十嵐コーチは、内野ノックをスイッチでやっていた。サードとショートは左打ち、セカンドとファーストは右打ち。どんな狙いがあるのだろう。
メンバー表交換はホークス鳥越2軍監督とベイスターズ尾花監督。尾花がここにきているのは、田代2軍監督の退任が大きな理由だろうか。
雨で開始が遅くなってるのかと思ったら、この球場はいつも13:00始まりなのだった。
球審柳内*4、1塁芦原、3塁石山。球審の人は、両サイドにボール袋を着用。「ストラーーーイク」と「ラ」を伸ばして、とても元気がよかった。