『三月の招待状』(集英社、2008/9)

初出は『小説すばる』で、直木賞を取った後に連載が始まっている。描かれるのはいかにも角田光代な世界。そんな「いかにも」を、あえてここでもう一度、というところに意味があるのかもしれない。

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7月のトークイベントで、本人がなぜか「これはあまり面白くない」といっていた。しかし、そんなことはもちろんなく、この本もまた、コンスタントに出し続けている良作のひとつといえる。先の言葉は、本人としたら、この程度の出来では納得できなかった、ということなのか。

週刊ポスト』10/3号

眞鍋かをりの対談コーナーに登場している。