俺は楽をしたよ、受験のために

富山の県立高校で、3年生全員が卒業に必要な科目を取っていなかった件について、書いておきたいことがいくつかある。まず、

同校では昨年春ごろ生徒から「受験に必要な教科だけにしたい」との声が上がり
http://www.asahi.com/national/update/1024/TKY200610240180.htmlより)

とあり、それで選択制にしたというのが学校の説明らしい。このことを受けて、はてなでは楽をしようとした生徒を責めるユーザーが多いようだ。
しかし、よく考えてほしい。学校側の説明を真に受けると、こんなやりとりがあったことになる。
生徒「だりいなあ、何で受験に使わねえのにやんなきゃいけねえんだよ」
学校「わかりました。では、選択で取らなくてもいいことにしましょう」
ありえない。「学習指導要領でそう決まっている」と答えればいいだけだろう。それをせずに、生徒の要求に応えたと説明するのはちょいと無理がありやしないか。学校側が積極的に生徒を楽にさせたのではないかと私は考える。
次に、私自身のケースについて書く(1999年入学の2002年卒、そして私立高校なので、今回の件と微妙な違いがあるのかもしれないけど)。
いわゆる地歴・公民について、履修したのは以下のとおりである。
1年次:世界史が通年で週3コマ。倫理・政経が週3コマ(前期に倫理、後期に政経をやっていた)。
2年次:政治経済のみを週6コマ。
3年次:政治経済のみを週5コマ。
日本史も地理もやっていないので、イリーガルということになる。
余談だが、理科についていえば、1年次に化学と生物を週3コマずつやっておしまいである。あとの2年は1時間たりとも授業を受けていない。
まあこんなことだから当然、やってない科目を履修したことになってたね、書類の上では。
だから、id:hatash:20061025には頷く。暗黙の了解だと思ってたし、なんでいまごろ、である。