『prints21 秋号』

角田光代特集。なかなかの充実ぶりだけど、インタビューは……。聞き手が、出版業界の事情にあまり明るくない人らしい。とくに下の発言はひどいと思う。

この頃から、図書館にある角田さんの本がどれも予約待ちの状態になっていて、一般の評価も高まって行ったと思うんです。

図書館で自分の本が読まれようが、著者には1円も入らないということを認識すべきである(一応補足しておくと、「この頃」というのは、『空中庭園』が直木賞候補になった頃)。

『ドラママチ』

8本からなる短編集。初出は直木賞受賞前が5本、それ以後に書かれたものが3本という構成。きつい仕事のなかでこのレベルのものを書けるんだから、もう大作家といってもいいだろう。そんな雰囲気をみじんも感じさせないけど。

サイン会

きょう14:00から、有隣堂ルミネ横浜店にて。『ドラママチ』(文藝春秋)の刊行記念。1年半ぐらいまえ、直木賞受賞記念でサイン会やった(http://d.hatena.ne.jp/amanomurakumo/20050130)場所と同じ。
14:30ぐらいに到着。15分ぐらいして順番が回ってきた。遊び紙(っていうのだろうか)が黒だから、サインは銀ペン。落款も銀。