駄菓子屋ゲーム博物館

6月6日付日本経済新聞朝刊に出ているのを見て、きのういってみた。池袋から東武東上線に乗り、5駅目のときわ台から歩くことおよそ10分。駄菓子屋っぽくしたのか、あるいはもともとそうだったのかはわからないが、そんな雰囲気の「博物館」だ。
まず、店内をざっと見回してみる。店員らしき人は、おじいちゃんと、おばちゃんのふたり。おじいちゃんは、遊びにきていた子どもとゲームに興じていた。ゲーム機が所狭しと並べられているほかには、景品の駄菓子がある。
ゲーム機はエレクトリックなやつと、アナログなやつがだいたい半分ずつ。エレクトリックというのはつまり、グーチョキパーを選び、機械相手に「ジャンケンポン」っていうのとか、ルーレットみたいなもの。アナログというのは、レバーを引いて、玉なり硬貨をはじくという系統のゲーム。
アナログなやつは、やった覚えのないものばかりだったので、まずエレクトリックなのをひととおり遊んでみる。
はじめに、上にも書いたジャンケンのゲーム。懐かしい。うちの近くにナイスというスーパーがふたつあって、そのどちらにもこのゲームが置かれていた。母親の買い物に付き添っていくと、帰りに100円玉をくれ、それをメダルに替えて、なくなったらおしまいというのが当時の常だった。
「ジャンケン、ポン、、やったね」
勝つと、そこでメダルを払い出すか、ダブルアップに挑戦するかが選べる。最初のうちは順調にメダルがたまっていたのだが、だんだん「ジャンケン、ポン、、スカ」と負けばかりに。やっぱり、機械だから勝ちすぎないようにできているのだろうか。
次にやったのが、ガンダムの機体をルーレットで揃えるというゲーム。やはり昔遊んだ記憶がある。たしか、ゴールドメダルがあって、そこにはガンダムキャラの絵柄があしらわれていた。これは、揃えたときのあたり枚数が多い。したがって、当たりになりにくく、どんどんメダルが減ってきたので、ゲームチェンジ。
その次に、ボタンでマリオをジャンプさせて、たて、よこ、ななめを揃えるというゲーム。これもやったが、いまいち楽しくない。アナログ系統のほうに移る。
機体に遊び方が書いてあるやつもあるのだが、それでもわからなくて、手探りでプレイする。
最初のやつ。10円玉を入れると、銀色の玉が出てくる。これを打てばいいんだなというのはなんとなくわかる。で、玉を打つ。ラッキー賞には入らない。なるほど、次はこのレバーみたいなのを上げ下げするんだな。すると、玉はサービスの穴に入った。あれ、それで玉はどこにいったのだろう。もうおしまいかと思って、次の10円を入れる。玉は出てこない。わかんないから、店員のおばちゃんを呼ぶ。おばちゃんもよくわからなかったみたいだが、見つけてくれた。サービスだと、1段飛ばして次の段にボールがいくらしい。ちぇ、10円損したぜ。
だんだんとコツがつかめてくる。すると、小学校低学年ぐらいの男の子が「やらせてください」といってきた。彼と1回交代で遊ぶ。まごついていると、彼が助言してくれた。うれしいな。これが、おじいちゃんと孫とかだと、絵になるんだろうなあ。
次に噂の新幹線ゲーム。東京からスタートし、レバーを引いて10円玉をはじき、博多まで落とさずにいけたら、当たりというやつだ。当たると、プラスチックのスティックみたいなものが排出される。
各ゲームには、「当たり券は○円分のお菓子、もしくはメダル△枚と交換します」みたいなことが書かれている。○円っていっても、30円とか、50円だ。つまり、5回に1回程度は成功しないと元が取れないわけだ。私も何度か成功したけど、15回やって1回ぐらいのペースだったなあ。
最後にやったのが、新幹線ゲームの高速道路版みたいなやつ。ファーストプレイで当たりに入った気がするのだが、なんともない。あれ、また、私の勘違いでどっかに止まってるのかなと思って、あちこちのレバーを動かしてみるのだが、状況不変。店員のおばちゃんを呼ぼうかなというときに、ようやく当たり券が出てきた。遅い。当たりに入ってから、もう1分ぐらい経ってるんだけど。
そんなこんなで店を後にする。1時間ちょっといただけなのに、900円も使ってしまった。でも、楽しい。
平日だからか、お客さんは近所の子どもらしき人のみ。遊んでいる途中に、おばちゃんが、ノベルティなのか、なんなのかわからないけど、タオルをくれた。
この博物館の詳細については以下参照。7/15まで。
http://dgm.hmc6.net/