コピーカード

大学の図書館内にあるコピー機は、ほぼすべて、現金ではなく、カードで利用するようになっている。たしか、105度数で1000円のものと、210度数で2000円のものの2種類がある。
人によっては、いちいち小銭を扱う必要がなくて、便利なのかもしれない。しかし、私にとっては大迷惑だ。なんせ、使用後にこのコピーカードを取り忘れて、紛失したことが、3回もある。おとといぐらいにもまた忘れたので、通算4回になった。41度数あったから、410円分の支出だ。
なぜ忘れるのだろうか。まあ、私の不注意もあるだろうし、コピーしたものやその本を忘れないことに集中している、というのもあるかもしれない。
3回目も忘れたので、対策は考えてあった。それは、上着を着ているときは、面倒でもそれを脱ぎ、カード投入口の上にかけておく、という方法だ。コピーを終えて上着を着るときに、投入口のほうを見るから、必然と「あっ、カード取らなきゃな」と思い出すというわけ。
そのような対策を考えたのに、どうしておとといは忘れてしまったのか。もちろん上着はかけた。そして、上着を着るときに、カードを抜いたまではいいのだが、ちょっと荷物がいっぱいあったので、コピー機の上に、抜いたカードを一時的に置いてしまったのだ。立ち去って、5分ぐらいしてから思い出したのだが、もうカードはその場にはなかった。
まあでも、私みたいなやつは、現金にしたらしたで、釣りを取り忘れるんだろうなとも思う。