映画を観ているときに、携帯電話で時間確認

小沢遼子とかいう社会評論家が、『ダ・カーポ』2004年11/17号で、こんなことを書いている。

(時間確認をしたら)2つ隣に座っていた女性が「まぶしい」と突然言ったんです。携帯をひざの上にものせずに手を下に伸ばして見ていたわけだから、周囲にまぶしいという被害を与えていないと思っていた私はびっくりしてしまいました。(p.11)

この後彼女は、本当にまぶしいと感じたなら申し訳ないとはいうものの、自らのマナー違反については、まったく謝罪なし。そして大人たるもの、一泊おいてから「ちょっと携帯はやめていただけますか」というべきだ、などと説く。
この人のあまりの傍若無人さに腹が立つ。まず、まぶしいと感じるのは、反射的なことだから、一泊おいていえるものではない。そして、時刻確認は実際にとてもまぶしい。そのことはたとえば、映画が終わった後に、真っ暗な劇場がぱっと元通りの明るさになってしまったらどうなるかと考えてみればわかるはずだ。そもそも、迷惑でないならば、いちいち劇場で「時刻確認はおやめください」なんて注意がなされないだろうに。
試写会に呼ばれて映画を観にいったそうなのだが、迷惑かけるから呼ばないほうがいいよ、こんな人。