笠井潔著、天野喜孝絵、藤田宜永解説『ヴァンパイヤー戦争9』(角川文庫版)

舞台はアフリカからロシアへ。藤田宜永の解説は、彼がフランスに住んでいたら、笠井が来仏してきて仏語を教えてほしい、と言ってきたことなど貴重なエピソードが書かれている。ところで、このヴァンパイヤー戦争は、現在講談社から装いも新たに出版されているのだが、この角川文庫版の解説陣を超える執筆者は用意できないんじゃないかなと思う。(あのライトノベルのような表紙を見ると、そういう用意なんかしようともしない、つまりまったく路線を変えているのかなとも思える)
解説者については下記参照
http://www.so-net.ne.jp/e-novels/aut/k001/bkk001-3.html
4、5、9巻の解説者は後に直木賞受賞。