『本の雑誌』4月号

坪内祐三さんの追悼特集に、告別式での弔辞「『いない』ことで、ずっと僕たちの中に『いる』」が再録されている。

そのほか「坪内さんに教わったお店」という欄では銀座のザボンをあげている。昨年末にお店で会ったのが坪内さんとの最後だという。

あとは名前が二カ所に出ている。映画『酒中日記』の監督を務めた内藤誠さんが、トークショーのために坪内さん、重松さんふたりに伊勢崎まで足を運んでもらったことを書いている。また編集後記では、弔辞の再録を了承してくれたことへの御礼がされている。

21ページによると、『本の雑誌坪内祐三』(仮題)が近日刊行予定。「読書日記」以外の原稿等々をすべて収録とのことで、昨年8月号(ゴースト特集)に掲載された坪内さんによるインタビューも入ると思われる。

最近のまとめ

伊藤氏貴さん、芦田愛菜さんとの鼎談「最近、ステキな本に出会っていますか?」が掲載されている(全6ページ)。公式サイトで抜粋が読める。
重松さんを司会とした「婦人公論井戸端会議2020」という連載の第3回だそうで、初回は2/10号、第2回は3/10号に掲載。『婦人公論』は月2回刊行なので、2号に1回のペース。
dマガジン(初回31日間無料)だと、最新のものに加えてまだ第2回も読むことができる。こちらでは酒井順子さん、六角精児さんと鉄道について語っている。六角さんと重松さんは同学年で、幼少期に姫新線へ触れていた点も共通するとのこと。
 
4月1日付朝日新聞夕刊
「時代の栞」というコーナーで『トワイライト』が取り上げられている。重松さんのコメントが少し出ているほか、三浦展さんがこれからの郊外へむけた提言をしている。下記URLでも読める(無料会員登録が必要)。

最近のまとめ

帯推薦文

北川樹さんの『ホームドアから離れてください』(幻冬舎)に帯文を書いている。

https://twitter.com/kitagawa26/status/1225259105209552896

版元のインタビューでは、重松さんとのかかわりや作品からの影響も話している。高校生のときに書いた短編を、早稲田へ入ったあとで見せてほめてもらったそう。

https://www.gentosha.jp/article/14843/

中国新聞デジタルにもインタビューが掲載されている(無料の会員登録が必要)。今回の刊行を重松さんにも報告したとのこと。

https://www.chugoku-np.co.jp/local/news/article.php?comment_id=618680&comment_sub_id=0&category_id=112

文藝春秋の無料配信

休校になった小中学生のために、33タイトルをKindleで無料配信。重松さんの『小学五年生』も含まれている。今月19日まで。

リストをながめると、しょこたんの本は去年出たばかりなのに太っ腹だなあと。

https://books.bunshun.jp/articles/-/5367

最近のまとめ

近藤芳正 Solo Work『ナイフ』

6月に各地で上演。水戸・豊橋・新宿にかんしては、本日7日が一般発売日になっている(他は未確認)。公式サイトは下記URL。

https://www.arttowermito.or.jp/sp/knife/

文化放送サタデープレミアム

本日7日放送。スタッフが重なる「斉藤一美ニュースワイドSAKIDORI!」のページに、本番組についての記事が掲載されている。

http://www.joqr.co.jp/sakidori/2020/03/post-1668.html

映画『色の街』

重松さんのゼミ生が監督されたそうで、推薦文を寄せている。

https://twitter.com/morihiragumi/status/1060819290369282048

映画は昨年試写がおこなわれた。公開も昨年中を予定していたそうだけど、今年に延期されている(下記公式サイトより)。

https://www.ironomachi.com/

最近のまとめ

文化放送サタデープレミアム

重松さんが山元町を取材した様子が放送される。今週土曜日の18:00から。

http://www.joqr.co.jp/article/detail/post_270.php

図書カード使い放題?!

本の雑誌』2019年6月号に掲載された記事だけど、ウェブにも載っていたのでリンクを。

https://www.toshocard.com/booktopics/select/series50/

「早稲田の文学者たち(後期) ―令和から未来へ―」

早稲田大学歴史館で見出しの催しがあった。本来は3/19(木)までだったんだけど、新型コロナウィルスの影響で3/3(火)から4/5(日)の間は休館となった。

https://www.waseda.jp/culture/news/2019/09/02/8276/

先月22日に行ったので、展示をメモ程度に書いておきたい。

映像パネルがよっつあって、それぞれに別の作家の顔写真が円形に回転していた。

※雑な説明図

f:id:amanomurakumo:20200304031638j:plain左のパネルからだいたい時代順になっているのかな。重松さんは3番目のパネルにいて、同じスペースにいたのは恩田陸さん、角田光代さん、伊藤たかみさん他。

それで顔写真に触れると、プロフィールが表示される。特に面白いことは書いてなかったけど、「本学の文化構想学部教授を務める」みたいな記述はあった。

映像パネルと反対側には、堀江敏幸さんによる今回の展示の案内文。あとは芥川賞直木賞の受賞者リスト。もちろん早稲田に縁がある方のみ。

私が反応したのはやっぱり藤田宜永さんかな。展示は昨年9月からなので、そのときはまだご存命だったんだなあと。

あとはちらほらと本が展示してある。重松さんのはなかった。

BOYS END SWING GIRL

4人組ロックバンド「BOYS END SWING GIRL」の冨塚大地さんが、インタビューで重松さんとのかかわりを語っている。

https://www.barks.jp/news/?id=1000175843

重松さんは早稲田の卒業生で教授もやってらっしゃるので、会いに行って、歌詞を全部渡して。それをすごくほめてもらえて、メシとか連れて行ってもらえるようになって。こんな幸せな人生ないなと思っちゃった。

次のリンクも同じく、昨年12月のミニアルバム『STAND ALONE』リリースにあたってのもの。

https://www.musicvoice.jp/news/201912260136949/

重松清さんは色んなことをよく知っているからこそ、わかりやすい言葉で難しいことを誰にでも伝えられるなと思っていて。そういう人間に僕もなりたいなと思っているんです。

次は一昨年(2018年)のインタビュー。

https://ameblo.jp/besgofficial/entry-12426169360.html

メンバー4人が自分に影響を与えた作品について語っている。冨塚さんがあげたのは重松さんの短編「白髪のニール」。2016年にリリースしたアルバム『KEEP ON ROLLING』のタイトルはこの短編のエピソードからつけたとのこと。

 

STAND ALONE』や『KEEP ON ROLLING』は配信でも聞ける(リンクはSpotify)。

https://open.spotify.com/album/7gCTFNYe37mk7JXQQ6ffAg

私は配信で一度聞いたあと、円盤を買ってみた。どちらかというと、いきなりハマるよりはじわじわいいなーと思えてくるタイプ。冒頭のインタビューで「青春ロックは終焉を迎えたい」と話しているけど、未来の彼らはどんなことを歌にするんだろう。すごく興味がある。

 

冨塚さんはnoteで文章も書いている。内容の中心は、生きていくうえで大事にしていること。初回以外は有料で気軽にオススメはできないものの、私の心にはすごく響いた。

有料といっても1回100円でまだ4回なので、ぜひぜひ。

https://note.com/tomy_v0x

最近のまとめ

近藤芳正さんが一人芝居

『ナイフ』が舞台化される。ステージナタリーの記事を見る限り、短編集のうち表題作がもとになる模様。重松さんのコメントも掲載されている。

時期は6月上旬から月末にかけて。場所は水戸に始まり、大阪、岡山、山口、愛知、東京。

https://natalie.mu/stage/news/365253

『波』2月号

「ゆっくりと別れたかったよ。」(全2ページ)。坪内祐三さんの追悼文。ふたりの交流、記憶へのこだわり、『波』で追悼文を書くということ。

1月31日付朝日新聞朝刊

こちらにも坪内さんの追悼文を寄稿している。『波』と読み比べると、媒体に応じた書き分けが見てとれる。こちらが活動の全体を俯瞰する感じで、『波』は重松さん個人としての思い。