LIONS THANKS FESTA2012

オープニング

到着すると、本日不参加・石井一久のビデオメッセージが流れていた。中村からは手紙。そして、平尾が体調不良で欠席だという。テレビ朝日Get Sports」できょうの平尾に密着予定だったが。どうなるのやら……。
例年どおり、監督・コーチ・投手・捕手の順に降りてきて、育成選手の藤澤まで終わった。そこで間があったから、私は「中島の前にためるなあ」とニヤリとしたのだが、まったくの勘違い。今季、00番をつけた林崎の存在を忘れていた。
それにしても、中島はよく来てくれたと思う。当然、参加したら手当は出るんだろうが、アメリカ往復してたら赤字なのは間違いないわけで……。
スタートは監督の挨拶。毎年、話すことが変わらない。

イベント

オープニングセレモニーは、全員ユニフォーム姿。どんだけ寒いんだろうと心配もするが、その後はジャケットを着る選手が大半。毎年そうだっけな。例年は中抜けしてるから、ちゃんと見てないんだよな。
今年は約3時間、のんびり様子をながめた。ブルペン投球のボールがブルペンを飛び出たりしてほほえましい。
私は3塁側だったが、特に面白かったのが引退選手トークショーでの阿部の話。知られざる一面の数々、そして「球場は寒暖の差が激しい」というぶっちゃけ。この面白さでもって、今後もライオンズの力になってほしいね。
ユーストリームパ・リーグTVで中継されたが、現地がいいのは見たいものを見られること。Lビジョンには1塁側・3塁側両方の映像が表示されているので、音はいるほうしか聞こえないが、映像はどちらも見られる。1塁側でやっていたモノマネキング選手権は、音なしでも十分に楽しめた。

サプライズ

14:00ごろ、トークショーやら場内の体験イベントがぼちぼち終了する。催し案内の紙に、こんな記載があった。
「クロージングセレモニー時は、フィールド開放は行いません。スタンドに移動していただきますので予めご了承ください」。これは例年と異なる。
いったいなぜだろう。私はてっきり、選手が出口でハイタッチかなと予想していた。それなら、客をスタンドに移しておくほうが都合がいいからね。
さて、係員が客をバックスクリーンのほうから出していく。そのとき、牧田がベンチ前でキャッチボールをしていた。すきま時間を活用して、軽く練習かな……。
セレモニーが始まる。「本日限りの特別なイベント」というようなアナウンスがあり、日本テレビ「Going!」のロゴがLビジョンに映し出される。歓声が沸きあがる。
亀梨が1打席限りの真剣勝負。「対戦相手は……」といって、場内に流れたのが「SPEED TK RE-MIX」。牧田のキャッチボールはそういうことだったんだな。そして客をフィールドから出した理由も。
初球は牧田がクイック投法で笑い。亀梨は見逃してストライク。2球目を1塁側スタンドにファウルした後、3-4球目はボール。亀梨は5球目を打ち、ボールはショートへ転々。
話が前後するが、捕手以外の野手はついていない。そして審判は熊代。打球はアウトの判定で、サプライズが幕を閉じる。亀梨は1塁側ダグアウトへ引き上げていった。

表彰式

続いては西口の2500投球回達成の表彰。シーズン中に連盟表彰できなかった分を、この場でやるケースは過去にもあった。西口の場合、夏場以降ファームが続いて、機会を逃したのが理由。少し残念だ。
娘さんふたりとともに登場した西口。賞金は下の娘さんが受け取り役だった。ほほえましいシーンだ。
締めは栗山挨拶。マイクの前に立ったが、まずは今シーズン限りで引退する阿部・荒川両選手の言葉を、とのこと。

荒川雄太

阿部・荒川がマイクのまえに寄ってくる。「どっちが先に話す?」みたいな間があって、荒川が先に挨拶。普段は愛嬌のある「大ちゃん」の、神妙な顔つきが印象的だった。
内容は、2年間いい経験をさせてもらったが、チームに貢献はできなかった。これからはブルペンキャッチャーとしてやっていくので、引き続きライオンズの応援を、といった具合。
本人は貢献できなかったというが、去年は野田の故障等々で、一時期ファームは捕手が不足状態だった。そのなかを支えてくれたのは、私としては価値があると思っている。時おり出る一発も魅力だし、ライオンズの大切なピースだったのは間違いない。
あと思い出すのが、「一級河川荒川」というゲーフラを持った人がいたこと。結局、1軍には上がれずじまいだったが、あれは本人の目に触れる機会があったのだろうか。1軍出場0試合の選手を対象にする心意気は、本人からするとうれしいよなあ。

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いまウィキペディアで知ったのだが、ドラフトは陽岱鋼(当時は陽仲壽)の件があった後の1位指名なのね……。

阿部真宏

続いて阿部。こちらは野球をやるうえで支えてくれた人たちへの感謝の思いを口にした。
正直なところ、私は戦力外を予想していなかった。平尾と阿部、両方いなくなると、試合するのに事欠く状況も考えられるから。
そんなふうに思っていたのもあって、他球団でも続けてほしかったというのが正直な気持ち。

終了

栗山の挨拶と一本締めの後、選手退場。トリで中島が去っていった。後ろを振り返らず、少し駆け足なぐらいで……。