『テザ 慟哭の大地』

エチオピアの故郷に里帰りしたはいいものの、憔悴しきった男。そして、しきりにフラッシュバックする男のたどってきた道筋。
序盤はどういう構造を持った物語なのか見えず、とっつきにくかった。作品にどっぷり浸かれるようになったのは、差別を受ける男の苦悩や生命の軽さといったトピックが浮かび上がってきてから。男が転向を迫られる場面は、理想と現実のジレンマという意味で普遍的な問題を提起してるなと思った。

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下高井戸シネマにて。ここは4-5年前からいっぺんいってみようと思っていたのだが、見たい作品と都合が合わなかったりで、延び延びになっていた。
駅から近くて、これからも気軽にこれそう。下高井戸という駅を使うこと自体も初めてだったが、渋谷から130円、新宿から150円で便利。