2008-12-23 ■ 重松清 重松清 『サンタ・エクスプレス 季節風・冬』(文藝春秋、2008/12) 私は収録されている作品群を、初出時(産経新聞大阪本社版)には読んでいない。それなのに、「一陽来復」「じゅんちゃんの北斗七星」には、明らかな既視感がある。いったいどこで読んだのだろうと考えること2時間。力尽きる。 - 「季節風」シリーズ全体の感想としては、春・夏はよかったものの、秋・冬はランクが落ちたように思う。 12月21日付朝日新聞朝刊 書評委員お薦め「今年の3点」において、沢木耕太郎著『旅する力 深夜特急ノート』(新潮社)、小熊英二・姜尚中編『在日一世の記憶』(集英社新書)、宮台真司著『14歳からの社会学 これからの社会を生きる君に』(世界文化社)の3冊を取り上げている。