『少しだけ欠けた月 季節風・秋』(文藝春秋、2008/9)

前2冊に同じく短編12編。秋は大味な話が少ないなあという印象。

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初出は、10編が産経新聞(大阪本社版)。のこりは、1編が『別冊文藝春秋』2004年1月号に掲載の「秘密基地に、午後七時」。収録するにあたり「、」を省いている。なお、同誌2004年7月号には、「秘密基地に、午前零時」という続編的な作品も載っている。こちらはどうなるだろう。
もう1編は、ドリップオンスペシャルサイト内のWEB短編集「書茶」に掲載されたもの。これはまったく知らなかったのだが、重松清のほか、石田衣良朱川湊人熊谷達也角田光代小池真理子阿川佐和子高樹のぶ子が短編を書いている。
http://www.keycoffee.co.jp/dripon/index.html

その日のまえに』(文春文庫、2008/9)

「文庫版のためのあとがき」は、平岡先生のこと。

9月14日付朝日新聞朝刊

南木佳士著『草すべり その他の短篇』(文藝春秋)の書評を書いている。