西武×巨人(日本シリーズ第4戦、西武ドーム)

完勝

テレビで見ていた第3戦。相次ぐかたよったジャッジで、巨人戦が野球ファンを熱くさせる理由が、実によくわかった。われわれが戦っているのは、ジャイアンツの選手ではないのである。真の相手は、WBCの監督選考でも明らかになったように、野球界を牛耳っている読売グループだ。悪の権力と対するのに、燃えないわけがない。

      • -

さてきょうの試合。岸が文句のないピッチング。そして中村が2発。1・2戦を見て、打順を下げるのは簡単だが、首脳陣はそれをしなかった。こうして中村を信じたことは、このシリーズのみならず、来シーズン以降にもきっとつながるはずだ。

      • -

帰りは西武新宿線直通の準急。いつもなら徐々に車内がすいていくはずなのに、それがない。相手がジャイアンツだから。
西武ファンはおおむね沿線で降りるが、オレンジは高田馬場や西武新宿からの乗り継ぎなのだろう。

メモ

日本シリーズでは、『L ism』の販売なし。そのくせポストカードは売る。これは何なのだろう。ひょっとして、公式プログラムとのからみで、(同種の)『L ism』は出せないといった事情があるのだろうか。
ファンプレゼントはなし。
係員ではなく警備の人間が手荷物検査をしていた。
試合前にかかる曲が、『野球場へゆこう』ばかり。
CS同様、プレイボールは18:15。またしてもそのことを忘れ、ジャイアンツの練習がなかなか終わらないなと思ってしまった。ついでにいえば、隣の人たちも同じ趣旨のことを話していた。
再入場がスタンプ対応ではなく、再入場券をチケットにホチキスどめ。再び場内へ入る際は、ちぎって回収される。
外野席が思ったより混雑している。カメラを置いた分、スペースが減っているはずなのに、いままでと同程度の販売数だから?
イニング間がいつもより長く感じられた。テレビCMのためだろうか。だとしたら、NPBは一方で時間短縮をいっておきながら、一貫性がないな。
ライオンズクイズはあったものの、商品なし。
4回裏、佐藤のセンター前方へのフライを鈴木尚広がキャッチ。そして、付け加えたようにくるっと回転。彼は、野球選手より映画のスタントが向いてるかも。
6回裏、細川に伊東の応援歌(若獅子のほう)、赤田にはジェットミサイル。
ヒーローは中村と岸。

得点経過

1回裏、栗山がライト線へタイムリー2ベース。
4回裏、中村がレフトポール際へ2ラン。
6回裏、中村がレフトへ2ラン。

スコアボード

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
巨人 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
西武 1 0 0 2 0 2 0 0 × 5

NPB公式より

試合時間:2:53
観衆:27930