単なる雑記

きのうは、久々に早稲田へいった。1年ぶりぐらいだろうか。図書館であれこれコピーをした*1後、馬場歩きで駅まで。
道ゆく景色にたいした変化はなかった。しかし、かつて甘栗店のあった場所には、思わず目をとめてしまう。

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『HB』の創刊号に、この甘栗太郎にまつわる思い出を綴った文章があった。私は買ったこともなければ、待ち合わせをしたこともない。それでも、馬場歩きのゴール地点として、この店を見てきた者なりの思いがある。
検索してみると、閉店したのは2006年*2だったらしい。つまり、甘栗太郎は入学してから約3年間、そこにあったことになる。店が閉じたとき、栗嫌いな私は、正直なところ、自分にとって有益な何かができてくれないかなと期待した。
まず跡地に姿を現したのは、「お台場冒険王」の看板だった。だけど、それは一時的なものだと思っていた。「お台場冒険王」って、シーズンが限定されるイベントだから。
しかしながら、望みもむなしく、そこは現在まで、ずっと何かしらの看板であり続けている。
店があって、客がいて、そうして成り立っていたスペースが、店もなく、客もなくで存在している。そんなのって、悲しい。

*1:きょうになって、半分ほどが徒労だったと判明する。

*2:http://babablog.cocolog-nifty.com/blog/2006/04/post_f01f.html参照。ありし日の甘栗太郎の写真も載っている。