単なる雑記

帰宅後、「週刊フジテレビ批評」(けさ5:30-6:00)を見る。きょうはゲストが目黒考二。本人がwebコラムで出演することを書いていたので、彼の声が聞きたかった私は、録画予約をして出かけた。
テーマは「読書の愉しみ、競馬の楽しみ」。『本の雑誌』の起こりから、競馬に対する思い入れ、競馬中継に望むこと、好きな競馬の本、最近注目している本*1など。
口から機関銃のように放たれる声。たしかにかっこいい。文章からはおっとりしたしゃべりをするんじゃないかという印象を受けたが、正反対である。
あと、本について語る場面で思ったのだが、この人はしゃべりでも、書評の文章とまったく同じようなことがいえる。裏返すと、彼の書評は作りこむ(飾り立てる)ことをせず、ほとんど思いついたまま書いているのではないか。これは、素質がなければできないことだろう。まあ、その素質で書いている文章が、必ずしもいいものだとは思わないけど。
番組中では、「笹塚日記」頻出の「ふーん」も聞くことができた。こんなふうなトーンでいうのか。ふーん。

*1:山本幸久著『美晴さん、ランナウェイ』をあげた。また、著者は今後直木賞を取るだろうと予想もしている。