DVD化

これまで3週間にわたって、公開されてきた重松清原作『愛妻日記』がDVD化される。
まだ2本だけしか予定があがっていないけど、最終的には6本とも売り出すのだろう。
『愛妻日記』:http://www.shochiku.co.jp/video/dvd/2006/dc0032.html
『饗宴』:http://www.shochiku.co.jp/video/dvd/2006/dc0033.html

三反園訓著『総理大臣の器』(講談社+a新書)

著者との対談「<重松清氏が語る総理の品格と器>漫画や似顔絵に描かれる、リーダーシップのとれる人!」が収録されている(全26ページ)。
つまらない対談だ。なぜ、この対談が唐突に挟まれるのかがまったくわからない。
本書そのものもまた、著者がひとりよがりの主張(文末に「と思う」が多いことからも明らか)をしているだけで面白くない。だが、戦後日本の総理大臣を概説した本としてみれば、そこそこ役には立つのかもしれない。あと、著者はテレ朝の政治記者時代に、安倍晋太郎の担当をしていたことがあるそうで、そこらへんの話は興味深く読ませてもらった。
下は帯の転載。

重松清氏(直木賞作家)が本書を絶賛!
『総理大臣って、日本で一番スゴい人
がなるんでしょ?』子どもに聞かれて
答えに詰まるパパ、必読です。

永江朗著『インタビュー術!』(講談社現代新書

(情報出所:id:hoshi-itsu:20060614)「ゴーストライター」の項で重松清が取り上げられている(p.102)。
著者の考えに賛同しかねる部分もあるが、全体としてはとてもためになる本だった。この種の本は、面白い話を聞きだす技術に焦点が置かれがちだけど、そうなっていない。もちろん書いてはあるけど、それ以外にも文章化する際のこつだとか、さらにはこちらがインタビューを読むときのこつまで載っている。座右に置いときたい1冊。