西武×楽天(13回戦、インボイスSEIBUドーム)

きのうに引き続きウグイスボーイズなんてのをやってる。これは、ライオンズの選手呼び出しを、ウグイス嬢ではなく、文化放送のアナが務めるというものなのだが、いまいちで逆に盛り下がる(斉藤一美アナだけは例外)。
これのときは、試合前にアナと高木大成トークがある。きのうから、その流れでチャンステーマの練習(?)。「かっとばせ、大成」と往年の名選手の名をコールする。
試合開始30分ほど前、リーファーがひとり、1塁側ファウルグラウンドでストレッチ。2軍でもやってたなあ。ひとりじゃなくて、G.G佐藤もいたけどさ。
試合前の催しは、マスコットのかけっこ対決。いつもなら、相手に勝利を譲るレオだけど、きょうはなぜか真剣。イーグルスクラッチを大きく引き離してゴール。また、新座市民応援デーということで、新座市民の鉄腕アトムが来場。ライナといっしょに、ゴール地点でテープ持ちをやっていた。
イーグルス先発は中島を戦線離脱させるデッドボールをぶつけた山村。何度もライトスタンドからブーイングを浴びせられる。ライオンズは涌井。
3回表、イーグルスはリックの第1号満塁ホームランで4点先制。涌井は、ノースリーにしてから、コースが甘くならざるをえなかったか。
3回裏、ライオンズは和田が満塁から走者一掃のタイムリー2ベース。4-3と1点差に詰め寄る。しかし、4回表、イーグルス3点追加で、7-3と再び差は4点。
4回裏、ライオンズ炭谷のソロで7-4。
ライオンズは大沼が5、6回、星野が7回をきっちりと0で抑えた裏の攻撃。カブレラのタイムリー2ベースで7-5。さらにリーファーがライトスタンドへうれしいうれしい同点2ラン。7-7。
追いついた8回表のマウンドは石井貴。いきなり先頭打者にヒットで、またきょうもだめなのかという気分になる。しかし、伊東は石井貴をさっさとあきらめて三井にスイッチしてくれた。結局、0でこの回を終える。
9回も三井が抑える。10回のマウンドは小野寺。カツノリにあわやホームランかという2ベースでひやり。さらにヒットで1アウト1、3塁のピンチ。しかし、打球はセカンドの前、絵に描いたようなゲッツーコースで、ピンチを切り抜けた。
その裏、片岡が押し出しのフォアボールを選んでラ8-イ7とサヨナラ勝ちしたけど、一番球場が沸いたのはリーファーの同点アーチ。ヒーローインタビューにはリーファーと、そして片岡。
帰り、球場前の駅でトイレから出て、電車に乗ろうとしたら、前方にきょうのヒーロー、背番号40。追っかけていくと、背番号40は空いていた席を見つけて座った。おーい、そこは優先席だ。アメリカにはそういうものがないのだろうか。はたまた、「おれはきょうのヒーローなんだから、座らせろ」か。
乗り換えの際、何人かのファンに声をかけられるのだが、うつむきながらうなずくだけ。私たちは、同点ホームランに大興奮なのに、当の本人はどこ吹く風といった感じ。いいねえ、謙虚な男は。
そして、乗り換えた電車で彼が座ったのはまたもや優先席。もう車内がらがらだから、いいけどさ。
周囲から取り巻きが消えた車内で、背番号40は足を組み、多少前のめりになりながら、何か本を読んでいた。