絲山秋子著『沖で待つ』(文藝春秋)

勤労感謝の日」「沖で待つ」の2編。働いている、いないという設定、そして文体ともに好対照だ。
帯文は「すべての働く人に――」なのだが、後者の「沖で待つ」は、私のような就職活動にいまいち身が入らない、働くことに希望が持てない人にこそ読んでほしいなと思った。
同期の間柄、上司との関係。そうした仕事を通じた関係のすばらしさが描かれている。これを読んで、とにかく社会に出てみよう、いや、働き口があるかわからないから、出てみたい、といういい方が正確かもしれないが、そういう気持ちにさせてくれた。著者には、とにかく感謝の一言だ。

いきも帰りも止め忘れ。タイムなし。
都庁の食堂でご飯→新宿さくらやでインクカートリッジ購入→高田馬場→法学部学生読書室で読書→高田馬場→恵比寿ガーデンルームで講演を聞く、という1日。
インクは純正品ではなくリサイクル品を購入した。キヤノンのBCl-3eBK互換というやつで、値段は740円。純正品は920円ぐらいだったから、そんなに変わらない。でも、大事なのはキヤノンに儲けさせないという姿勢だと思う。
中央図書館が閉館なのに、学読はやっているということなので、のぞきにいってきた。やはり開いてることがあまり知られていないようで、がらがらな室内。

東京都庁第1本庁舎32F食堂(西洋フードシステムズ)でひれかつ御膳。660円。ここでは、西洋フードシステムズと東京ケータリングの2社が配給しているようだ。だけど、初心者には広い食堂内でどこからどこまでがどっちの会社なのか、まったくわからなかった。
ご飯は普通においしく、量もかなりあって満足。ただ難点は、待ち列が長いこと。レギュラーメニューはそうでもないけど、本日のおすすめとかバランスランチとか、そういう日替り系は長くなる傾向。また機会があったら、きてみたい。
関連リンク:http://homepage1.nifty.com/lunch/photo/tocho.htm
同:http://homepage1.nifty.com/miyuki/mogumogu04.htm
庁内に入った後、なんとなく係員がいるエレベータに吸い込まれてしまった。しかし、これだと食堂のある32Fには止まってくれない。で、しょうがなく南展望台をのぞいてみたのだが、天候不順ゆえにまったく何も見えなかった。
あと、1Fと2Fに三省堂書店が入っているので、こちらも見学。しかし、あんまり都庁という場所に特化していない棚構成だった。あいのり本が平積みで置いてあったが、都庁の職員がこんなもん買わないような。