『電車男』

ここ数日、朝は11:30ごろ起床する、とんでもなくだらけた毎日。きょうにいたっては、12:50だった。もうろくに図書館にいって、本を読む時間もないので、映画を観にいく。なんとなく『電車男』。
先に感想。既に『シナリオ』7月号でシナリオを読んでいたが、それでも失笑する場面多数で、満足。彼氏や彼女といっしょでも、友だちとでも、あるいは、ひとりで観てもいい映画だと思う。ただよく見かける「感動」「泣ける」という評価はどうか、という感じなので、素直に楽しみたい人向け。
パンフレット(600円)は、とっても内容充実。脚本の金子ありさ電車男のチャット対談4ページのほか、「衣装の田中まゆみさんが語る電車男ファッション」、「スタイリスト小倉真希さんが語るエルメスファッション」などからは、短い製作期間ながらも、細部まで凝りに凝っていることがうかがえる。
というわけで、映画そのものはよかった。しかし、映画館にはおおいに不満が残る。
新宿文化シネマというところで観たのだが、ここはひどすぎる。前の上映の客が出終わるまで、待合スペースみたいなところにいなければいけないのだが、喫煙所が、何の仕切りもなく併設されている。煙い。
劇場に入ってみると、椅子はそれなりにきれい。しかし、前との段差がなく、後ろのほうは見づらそう。出入りもしにくい。以下、ヤフームービーのレビュー3件(いま投稿されているすべて)を転載。

昨年夏に「サンダーバード」観に行きました。観客席内はごく普通の清潔さでしたが、男性トイレが通路の奥の奥で分かりにくく、しかも通路の一角には灰皿が公然と置かれ、通路じゅうにタバコの汚煙が充満していました。
明らかに2003.5.1施行の健康増進法(第25条)に違反した悪質な違法営業に呆れ果てました。
喫煙しない一般客にとって、大変危険かつ大迷惑なので、ちゃんと法律守って頂きたい。
その後改善されてない様なら、ちょっと行く気がしないですね。

本日、『宇宙戦争』を観に行きました。
エレベーターを降りてからの混雑はハンパじゃないですよ!
暑いし、狭いし、煙草の煙はひどい。
しかも座席に白いカバーがかかっていた席は指定席ですか?
何の説明もなく、知らずに座ってた方が移動させられていました。
従業員の方もサービス業とは思えない表情&態度でした。
強いていいところを挙げるとすれば、トイレがきれいだったくらいかな?
ま、2度と行くことはないでしょう。

トイレはきれいなんだけど、とっても狭かった。

椅子が低くて、座りづらかった…
しかも、クッション柔らかすぎてすぐ下の板?まで届いて、尻が超痛かったです。
傾斜もなくて、隣に座っていた知り合いは前の人の頭のせいでよく見えなかったそーな。
出来れば次回は避けたい映画館ですね。

私も2度といくことはない気がする。

吉野家豚丼(並)。320円。
映画を観終えた後、夕食は吉野家新宿東口靖国通り店でソースかつ丼(並、430円)を食した。別に混んでるわけじゃないのに、店員の手際が悪すぎる。やはりこういうバイトは、向いてる人とそうでない人がいるんだと思う。残念ながら。まあ、キャンペーンカードを誤って2枚くれたので、許してあげることにする。

彩河杏著『胸にほおばる、蛍草』(集英社文庫

第11回コバルト・ノベル大賞に「お子様ランチ・ロックソース」で入選後、初めての作品。1988年10/10初版発行。
収録されているのは表題作1編のみで、第1章、第2章、終章と分けられている。最初は、大学2年生の女の子、力(ちから)を主人公に、話が進む。ある日、力のもとに、以前家庭教師をしたことがあった高校2年の宝子(たからこ)が家出をしてくる。力の大学生活に宝子が割り込むなかで、恋とは何か、人とつながるとはどういうことなのかを見つけていく、というようなストーリー。意外な事実が明かされた後、第2章では、宝子側から物語が展開される。そして、締めくくりの終章。最後には、「誰でもない、あなたへ」という作者のあとがきエッセイがついている。
舞台となる大学は、具体的にどこだと書かれていないが、p.45にサンシャイン60が見えるとあるので、早稲田なのだろうと想像して読み進めた。いまも昔も大学の風景って変わらないんだな、と。
角田光代の新刊としてこの本を読んだとしてもわからないぐらい、実力的には完成されてるな、とも感じた。それは舞台が大学だったからなのかもしれないが。

7月28日付日本経済新聞夕刊

広告欄「Book Shop」に角田さんがエッセイを書いている。初めてのサイン会のこと、よくいく書店のことなど。

『亀は意外と速く泳ぐ』

ゆるい。とことんまでゆるさを突き詰めたというか。気持ちのいい映画だった。
主人公のスズメ(上野樹里)は、主婦をしていたが、ふとしたきっかけに、スパイ募集のちっちゃい張り紙を見つける。そして、それに応募するのだが、スパイと思われないように、普段から平凡に過ごさなければいけない。スーパーで買い物をするにも、どういうものを買うのが普通なのかを考える必要がある。そんな様子を楽しむ映画。
ゆるさ以外にも、衣装とか背景のポップな色使いがいい。レミオロメンの主題歌も。
そして、何よりもこの映画を気に入ったものにしてくれたのが、舞台の三崎。城ヶ島大橋を始めとして、いくつかの場所にはぴんときた。走っているバスは京急だし。そういった点で、親しみを感じられた。
三崎ということで思い出すのが、PS2の『トロと休日』。やったことないんだけどね。
http://www.asobi-map.com/toro-f.htm
このURLの11番が、劇中でリンゴがごろごろ転がっていた階段だと思う。たぶん。
映画本編の終了後、特典映像が5分ほどあった。上野さん、要潤と、あと、ちょこっとだけ蒼井優が、舞台裏について語っている。DVDにするときのおまけ用なのかな。
テアトル新宿という劇場で見た。水曜日は映画サービスデーということで1000円。
喫煙所と禁煙スペースに区別がないものの、まあ、我慢できる程度の距離はあるか。トイレは十分な数があるけど、洗面の水の勢いがちょぼちょぼで、ちゃんと洗えない。あと、前の列との段差がもう少しあったほうがいいなと感じた。前によほど背の高い人がこないかぎり、観るのに支障はないと思うけど。
映画終わって、外に出たら、道を挟んで向かい側の、新宿花園神社がにぎやかだった。祭りでもやっていたのだろうか。
余談だけど、パンフを買うとき、1万円札しかないから、悪いなと思いつつそれを使った。お釣りを受け取ってびっくり。数年来見ていなかった2千円札が混じっているではないか。うむむ。

『ビジネスジャンプ』8/15号(No.17)

(情報出所:id:soorce:20050801)『ニュープログラム なるほど!ザ・ワールドが生まれた日』という読切漫画の原作を、河合香織が担当している(漫画:田中健一郎)。
漫画本編の前には、今回「なるほど!ザ・ワールド」を取り上げることになった経緯などが、書かれている(全1ページ、文:河合香織)。
セリフが少なくて、すらすらと読めた。よかったと思う。
この雑誌、駅のゴミ箱とかに捨てられたやつを100円で路上販売しているとこで買ったのだが、分厚くて保存しておくには邪魔だ。

タワーレコードの店員って

なんであんなにマニュアル的対応なんだろう。きょうCDを買うために、3年ぶりぐらいにタワーレコードにいった(新宿店)。当然、ポイントカードの期限は失効しているから、新たに作ってもらう。そこで、例のマニュアル的説明(「有効期限は1年間で、…」)だ。感じのいいものではない。

吉野家で炙りチャーシュー丼。380円。
夕食は、映画観終えたあと、吉野家新宿東口靖国通り店にて、ソースかつ丼(並、430円)。いったのは、おとといとほぼ同じ、21:00過ぎなんだけど、そのときと同様、お冷のコップが汚れていて、非常に気になる。この時間のコップ洗い担当が雑なのだろう。おまけに床も汚くて、水があちこち飛び散ってるし。
加えて、会計済ましたあとで、キャンペーンカードをくれないから、「すいません、キャンペーンカード」というが通じない。店員は外国人と思わしき女性だからか。私が指でカードの置き場を示したら、なんとか理解してもらえた。しかし、はっきりいって、もういきたくない店舗だ。新宿駅周辺でソースかつ丼はここにしかないんだけど、我慢してほかのとこを利用することにしよう。

『リンダ リンダ リンダ』

基本的には王道をいく青春映画で、とてもよかった。進学校ゆえに、文化祭の思い出などまったくない私からすると、この映画で描かれている青春模様は、本当にうらやましい。
まず、ペ・ドゥナという韓国人を女子高生役で起用したアイデアがいいと思う。言語の疎通がうまくいかないことから、いろいろな笑いを生んでいる。
香椎由宇は、石田衣良著『東京DOLL』のカバーになっているのか(情報出所:ファンサイト)。彼女は、役柄ゆえにとても背が高い印象を受けたが、検索してみたら、ペ・ドゥナのほうがはるかに高かったのには驚いた。あと、(ペ・ドゥナの)年齢にもびっくりした。20代半ばにもなって、高校生役がはまるというのもすごい。そんなとこかな。夏休みを退屈に過ごしている私みたいな大学生におすすめの1本。
余談だけど、special thanksのところで、イノマーの名前があった。どんなふうに協力したんだろ。そういえば、最近イノマーのblogで、パトロール中って書いてある自転車に乗ってるおばちゃんのほうが危ない、みたいなことが書かれていたが、まったく同感だ。

朱川湊人著『さよならの空』(角川書店)

元帯には、石田衣良のコメントがついている(直木賞受賞後の帯ではカット)。余談だけど、あした、紀伊国屋新宿本店では朱川湊人、新宿南店で石田衣良のサイン会がある。同じような時間に。客を奪い合うことにならないのかな。
初出は書いていないので不明。長編がいくつかに分節されている。
ときは明確に書かれていなかった気がするが、近未来のある日、オゾンホールが無視できない以上に拡大する。そこで、ウェアジゾンという物質を大気中にばら撒き、オゾンホールの補修をすることに。しかし、それにより、夕焼けの空が見えなくなる、という副作用が生じる。
当初、この副作用が説明されずに計画が実行に移されたため、反発する人もでてきた。そんなところから始まる、研究者の女性を取り巻く物語。
全体として、満足な1冊だった。細かい点を見ても、うまいなあと思う。

「大丈夫よ、ケン。あなたを待っている間、私、家と学校の往復しかしないわ。ファスナーのスライダーみたいに」(p.15)

発言主は外国人女性なのだが、最後の表現に、いかにもな外国人っぽさが感じられていい。
最後に気になった点をふたつほど。

この学校でもこの間までは、寒くてもなるべく半袖半ズボンの薄着でがんばろうって…(p.118、以下略)

先生が生徒に向かっていうセリフ。「この」が2回続くのがまず気になった。あと、学校の先生の言葉として「この学校」は漠然としてるというか、客観的過ぎるんじゃないか、と感じる。「うちの学校」とか、具体的な学校名とかのほうが、現実味がある。

元凶である物質を発明した自分でさえ、世界から夕焼けが消えるのを寂しく思っているに、この少年はなぜ――。(p.146)

「いるに」を「いるのに」とはしなくていいのかな。

『亀は意外と速く泳ぐ』のパンフレット

中西役の伊武雅刀の映画出演歴のところ、『ジャンプ』(04/佐藤正午監督)とあるが誤植。「竹下昌男監督」が正しい。どうでもいいんだけど、ミスは指摘しないと気がすまない性質なので。

『ニライカナイからの手紙』

感動で、劇中4回ほど目頭が熱くなった。ストーリーがすべてだが、音楽も、舞台となった島の美しさも、感動を支えている。
主人公の安里風希(あさとふうき)は、沖縄竹富島に暮らす。幼き日に母親が島から出ていって以来、おじいさんと2人きりの生活。彼女は、高校の図書室で中野正貴(彼の名前は美術協力でクレジットされている)の『TOKYO NOBODY』を見ていたりして、写真、東京に憧れを持っている。念願かなって、上京し、カメラマンの手伝いをして働くことに。あの日、出ていってしまった母親からは、以来毎年、誕生日に手紙が届く。その手紙を軸にして、物語が綴られる。
大学の授業で覚えたニライカナイの意味は、常世ということだった。けど、この映画では”沖縄から見た東京”的な使われ方もしているんだなあと思わされたからこそ、先の展開がわかることなく、楽しめてしまった。感動に飢えている人におすすめ。
江戸東京博物館大ホールにて。冷房が効きすぎで、上着を着ていても寒かった。映画専用ではないので、上を見上げると、プラネタリウムの設備があったりする。それでも、不都合はなく観られた。ホールのなかに、喫煙所なんかないし、トイレも数あるし。
書き逃したから、きのうのシネセゾン渋谷についても触れておきたい。ここも冷房が効いていて寒い。あと、喫煙所の場所もよろしくない。それとテアトル系列の映画館は、予告編が長すぎやしないか、とも思った。

朱川湊人サイン会

紀伊国屋書店新宿本店2F特設会場にて、本日18:00から。17:20ぐらいに着いたけど、みなさん出足が早く、もう40人ぐらい並んでいたかな。
待ちの列は階段。朱川さんがサインをしている様子が見えないので、なんでこんなに進まないんだろうと疑問を感じる。カメラ持ってる人が何人かいたから、写真撮影に時間がかかってるのかな、と思ったが、そうではなかった。
私の前のリーマン風情のおっさん、1人で6冊もサインもらってる。そりゃあ、時間もかかるわけだ。こういうやつは、サインをする側のことを一度でも考えてみてほしい。手を動かし疲れても、次の客がいるわけで、休憩なんかできない。そういう場所なんだよ、サイン会って。
やっぱり、有料でトークショーとかやったあとのサイン会っていうのが理想だなと思った。人が少ないし、みんな節度を持ってるし。
朱川さんは「よろしくお願いします」といったあと、黒ペンでちょこちょこと為書とサインをしていく。小学生がテストの答案用紙に書くような、とてもかわいらしい字。物書きにありがちな威厳めいたものがまったく感じられない。字と同じく人柄もそんなふうなんだろうな。
書き終えた後も「どうもありがとうございます。これからもよろしくお願いします」と低姿勢。これからも謙虚に書き続けてほしい。

週刊文春』8/11、18合併号


ワイドのなかに、岡田有希子酒井法子にプレゼントするために用意したパネルについての記事あり。

ダ・カーポ』8/17号(566)

「酒日誌」によると、坪内祐三の早稲田の授業は、今年度でラストとのこと。(おしまいになるのとは関係なく)負担に感じてたということだけど、何についてだろう。大量のレポートを読んで、成績をつけることかな。だったら、講義要綱に「出席は毎回欠かさず取ります」とか書いて、登録者をしぼりこめばよかったのに。

8/9号

ジャイアントSONGS」は第2回。南こうせつ神田川」。次回は森山良子。人選には、意味というか、流れみたいなものがあまりないのかな。
今までのBOOK interviewが「サプリな本屋さん」と改められて、今回が新連載2回目。酒井順子が『その人、独身?』(講談社)について。
シリーズ人間は勝谷誠彦担当。ファイナンシャルプランナーにして、脱北者支援をしている小野瑛子さんと、脱北者の松本和子さんの対面。食糧事情が厳しく、「人を煮て食う」ようになったことが語られていて、驚愕した。
そのほかで目を引いたのは、hideミュージアム取り壊しについての記事。

8/16号

気になった記事ふたつ。GLAYが所属事務所を辞めた件と、サザンオールスターズの毛ガニこと野沢秀行の件。
シリーズ人間は、鈴木利宗取材・文。川嶋あいについて。いっつも応援してくれたお母さんのことを中心に、自分がここまでこれたことを語っている。漫画であるかのようなジェットコースター人生で、とても興味を引かれた。「東京の高校の芸能コース。ひとり、またひとりとチャンスをつかんでは、学校に顔を出さなくなった。当時の上戸彩ちゃんなんかもまさにそう」か。へえ。
ジャイアントSONGS」3回目。森山良子。次回は石井竜也

空中庭園』(文春文庫、解説石田衣良

暇だったときに、ジュンク堂で最初の1編だけ座り読みして、続きが気になったので購入。どれも書き出しが秀逸で、読ませる作品だった。

映画『空中庭園

飲み会の前に、5000円札をくずしておきたいなと思って、予告編で面白そうだったこの映画の鑑賞券を買った。
映画の公式サイトに、舞台挨拶での角田さんのコメントが載っている。

映画を観て、私はこんなにいい小説を書いたのかと思って、感動しました。映画を観てよかったと思ったら、是非小説も読んでみてください。

このコメントについて、下記のサイトでは、「さりげなく小説もアピール」と書かれている。
http://www.walkerplus.com/hokuriku/latestmovie/report/report3423.html
けど、角田さんは、本気で小説を宣伝しているわけじゃないだろう。わかりやすく、気の利いた発言。
同じ舞台挨拶の映像だけど、こっちの方が映像長め(15:35)。
http://www.cinematopics.com/cinema/c_report/index3.php?number=1326

週刊現代』8/20、27合併号

人物プロファイリングというコーナーに角田さんが登場。全4ページ。本人のみならず、友人の話もたくさん盛り込まれていて、興味深い内容になっている。『エコノミカル・パレス』は10月に文庫化予定とのこと。

阿部和重対談集』(講談社

EYESCREAM』4月号に掲載された角田×阿部の対談が再掲されている。

秋本治著『こちら葛飾区亀有公園前派出所146』(JUMP COMICS)

この巻はいまいちだった。

秋本治著『こちら葛飾区亀有公園前派出所 2005年夏の増刊 遊べ!遊べ!!爆笑サマースペシャル!!』

あまり印象に残っていない作品が多かったので、初読のつもりで楽しめた。
紀伊国屋書店の新宿本店Forestで購入。コミックスのみならず、雑誌にもシュリンクが施してあることに、感心する反面、こっけいな様子にも思える。

『コーチ・カーター』

カーターというコーチが、ある高校のバスケ部にやってきて、学生に規律を植え付け、常勝チームへ、というのが基本的な筋だが、そう簡単にはいかない。
実話をもとにしているらしく、いい話なんだけど、掘り下げ不足な感がある。上っ面だけしか描けてなくて、感情を揺さぶられない。あと、最初のほうがやたら説明調なのと、最後が間延びしているのは残念なところ。
テアトルタイムズスクエアにて。音が抜群にいいうえに、迷惑なところに喫煙所がないし、なかなかの環境だと思う。ただ、席が下のほうだと、スクリーンを見上げなければならず、辛いかもしれない。

以下、2chより転載。

146 名前: やめられない名無しさん 投稿日: 2005/07/29(金) 02:38:22
今日横浜西口店で豚キムチ定食発見!
480円大盛り590円

という書き込みを見て、横浜駅西口店にいってきたのだが、もともとネタだったのか、あるいはもう販売終了したためか、発見できず。結局、食べたのは、豚丼(並)とポテトサラダ。440円。

その日のまえに』(文藝春秋

7編からなる連作短編集。『別冊文藝春秋』に掲載されたもののうち、4編が削られたことになるのかな。
私鉄沿線を扱ってはいる。けれども、それ以上に大きな、死への直面という要素が全編を貫いているので、(私鉄沿線シリーズの前作である)『送り火』よりも、『卒業』の延長線にある作品として読んだほうがいいと思う。
重松清は『卒業』を書いたことで、死を書くということへの迷いが、完全に吹っ切れたのではないか。まったくよどみがない。それに、死そのものに一辺倒になるのではなく、付随する出来事にも目が向いている。それゆえなのか、大事な人が誰一人として死んでいない私にとっても、死に向き合う様子がリアルに感じられて、これから現実に起こることの予習をするかのように読めた。今度は長編小説の体裁で、死に取り組んだらどんな作品になるのか、見てみたい。
2編目は、重松作品には珍しく、成人女性が主人公。ちょっと奥さんをモデルにしてるのかなとも思った。表題作の夫婦も、自分たちのことが反映されているんだろうな。だから、どうってことはないんだけど。あとは、相変わらず登場人物のあだ名に対するこだわりがすさまじい。最初の「ひこうき雲」は特に。
『本の話』8月号には、担当編集者による作品のコメントが載っていた。おそらく、下記URLと同様のものだと思われる。
http://www.bunshun.co.jp/book_db/html/3/24/21/4163242104.shtml

7/26「夏の文学教室」

いけなかったんだけど、下の方がとても詳しく書いてくれた。
id:witmiffy:20050726
コメントを受け付けてないみたいなので、トラックバックの形で感謝を申し上げたい。

子どものこと話そう

いよいよ最終テーマに。

馬場俊英「BOYS ON THE RUN 4 SONGS」

車で海岸線を走りながら、聞きたいような作品群。3曲目がいい。重松清のコメントは、ジャケットに貼り付けてあった。
http://music.yahoo.co.jp/jpop/streaming/flm/20050809/flmstr001.html

週刊現代』8/13号

「メディア通信簿」が重松清の番。知床の世界遺産登録について。

BRIO

現在発売中の9月号によると、8月号に続き、来月(10月)号にも重松×山崎の対談があるそうだ。このまま隔月のペースで掲載されるのだろうか。

空より高く(読売新聞)

7/25:トンタマ・ジャグラーズ始動!13(連載113回目)
7/76:トンタマ・ジャグラーズ始動!14
7/27:トンタマ・ジャグラーズ始動!15
7/28:トンタマ・ジャグラーズ始動!16
7/29:トンタマ・ジャグラーズ始動!17
7/30:小春日和1
8/1:小春日和2(連載119回目、月の初めなので、あらすじあり)
8/2:小春日和3
8/3:小春日和4
8/4:小春日和5
8/5:小春日和6
8/6:小春日和7
8/8:小春日和8
8/9:小春日和9
8/10:小春日和10

別冊文藝春秋』2003年11月号(248号)

きょうは、『その日のまえに』(文藝春秋)に収録されなかった4編を読んできた。この号が私鉄沿線Ⅱの一発目で「メグちゃん危機一髪」が載っている。
アゴヒゲアザラシのメグちゃんが世間をにぎわせている頃、営業一課と二課を合併することによって、リストラがおこなわれようとしていた。
ものごとにはおわりがくるし、きそうになければ、むりやりにでもおわりにしてしまう。そんな人間の暗部を描いた作品。

別冊文藝春秋』2004年1月号

「秘密基地に、午後七時」掲載。来年、本厄を迎える男5人が、同窓会をきっかけに、金曜の夜、秘密基地で子どもの頃していた遊びに興じるように。あるとき、そのなかの1人桑田が、息子を基地に連れてきたいという。その真意やいかに。
他人のことに、必要以上に深入りしないというのも、一種のやさしさ、か。秘密基地でいい歳した大人たちがボールを蹴って遊ぶという設定は、現実にはありえないんじゃないかと思う。けど、作品を読んで、こういうことがあったらいいし、あってほしいという希望を持たされた。

別冊文藝春秋』2004年7月号

「秘密基地に、午前零時」掲載。舞台は1月号に同じ。ときは進み、本厄を迎えた5人。次第に集まるペースが鈍ってきたある日、秘密基地に見知らぬ自転車が置かれていた。いや、誰かが置いたんじゃなくて、捨てられたものなのかもしれない。名前は書かれている。
ネタバレになるから書きにくいけど、自転車をめぐる分断っていうのは、よくあった。私は切り捨てられる側じゃなかった。それゆえにわからなかった感情が、ここでは描かれていて、とても勉強になる。

別冊文藝春秋』2004年11月号

「望郷波止場」掲載。一発屋ばかりで、懐かしの音楽バラエティ番組を企画するテレビ局。その隠し玉として呼ばれた羽衣天女。いまは、飲み屋の女将さんをしている。
どういうラストになるのか、息を呑みながら読んだが、とてもいい結末だった。4つのなかでは、これが1番の秀作か。ただ、どれも死と結びつかないので、『その日のまえに』には、収録されなかったのだと思う。日の目を見る機会はあるのだろうか。

別冊文藝春秋』2004年1月号

朱川湊人が、会心の買い物「仮面ライダー・レプリカマスク」を書いている。出版社勤務を経て、という彼のプロフィールが気になっていたのだが、この文章によると、それは「零細出版社」だという。この先、具体名が出てくることはなさそうか。

別冊文藝春秋』2004年11月号

会心の買い物「サボテンの種」笹生陽子。人とはちょっと違うことに夢中になる様子は、羨ましくもあり、見習いたくもあり。

松屋でフライドチキンカレー。390円。カレーの上に骨付き肉のっけてあるけど、どうやって食べりゃいいのさ。つかむと手が汚れるし、ファストフードとしてふさわしくない。

7月28日付日本経済新聞夕刊

月に1度、最終木曜日に永江朗が書いている「雑誌で歩く戦後」で『女性自身』が取り上げられた。ふむふむな話の数々。

8/23、30合併号

シリーズ人間は川上典子担当。最近の雅子さまについて、ご婚約報道のはるか以前の様子も交えつつ。1986年の『フォーカス』に掲載されたという、お手玉をする写真(撮影:浅岡敬史)の表情が実によかった。
ほかには、中森明夫辛酸なめ子の対談全3ページ。合併号になると、これをやってるのかな。Chanko Dining 若で話すというのがいい。

セブンイレブンで買ったパン(焼きたて直送便、タワーベーカリー製)4つ。計451円。きょう買ったのはいまいちなのばっか。
くるみコッペJr.(105円):すんごいネーミング。味はまずまず。
ダッチのパン(105円):こちらは平凡な名称。もう食べたくない、しつこい味。
3種のチーズドーム(105円):これもしつこい味。
メープルのパン(136円):ほか3つより少し高いだけのことはある。

代ゼミの思い出話(2002-2003)

吉田一徳(政経)のマイクの音量

受講生なら知ってると思うけど、彼は異常なほどに音量にこだわりがある。あまりに高い音量なので、ときとして、耳が痛くなるほどだ。
授業を開始して、音量に不満だと、即座に講師室を呼び出し、
吉田「マイクの音量、もう若干あげてくれる」
講師室バイト「はい、わかりました」
吉田「(音量が上がっていくのを耳にしつつ)ああ、このぐらいがいいですね」
といったやりとりがなされる。
バイトは講師に要求され、仕方なくボリュームをいったんは上げる。しかし、音量に規定値があるためなのか、バイトはこっそりと(イットクが板書をしている時間などに)元に戻してしまう。そのためしばらくすると、先生は講師室を呼び、
バイト「はい、講師室です」
吉田「あのさ、またボリュームが下がっちゃったんだけど、動かしたりした?」
バイト「いや、してません」
吉田「あれ、そう?じゃあ、もう1回あげてくれる?」
バイト「はい、わかりました」
一度、こんなこともあった。イットクがしゃべってる最中に、バイトがボリュームを下げてしまったらしく、
吉田「ボリューム上げてっていってるだろ」
バイト「(恐れおののいた声で)はい、すいません」
吉田「上げてっていってるんだから、ちゃんとやってくれよ」
以下は、milkcafeからの転載。

130 名前:名無しさん@日々是決戦 [2005/07/28(木) 23:12 ID: zkn7eoBs]
イットクの講義、生で受けてる人に問いたい。
本当にボリュームは最初いつも小さいのか?
フレサテだと大して変わってないんだけど・・・てか、ほぼ。
事務の人達も、最初から大音量にしとけばいいのに

131 名前:名無しさん@日々是決戦 [2005/07/29(金) 00:11 ID: 13Lm3oyo]
ほとんど変わらん

132 名前:名無しさん@日々是決戦 [2005/07/29(金) 15:59 ID: jHNTFPDU]
校舎によってちがう

135 名前:旧帝志望 [2005/07/30(土) 21:01 ID: pans2SEg]
事務員はボリューム上げた振りしてるだけ。

136 名前:名無しさん@日々是決戦 [2005/07/30(土) 22:15 ID: xB5KL8Fw]
要するにイットクの自己満の世界って事か

137 名前:名無しさん@日々是決戦 [2005/07/31(日) 20:51 ID: ta9DvTHA]
俺友達とイットクに聞いたことあるんだが、
最初の授業ではボリュームが本当に小さくて言ってたらしい。
だけど2、3回言い続けたら、みんなが期待すると思って、
言わなきゃ駄目みたいな雰囲気があって、とりあえず言ってるらしいw
んでたまに事務員が馬鹿にして、あげた不利してるような気がするから、
もうちょっとあげてくださいっていったあとにまた言うんだってさw
これイットクみてないよねえ?見てたら特定される可能性もあるw

たぶん作り話なんだろうな、最後の「みんなが期待すると思って…とりあえず言ってる」って。理由は、上に書いたように、事務員が元に戻しているところに遭遇し、激怒していたのことがあったから。
まったく話がずれるけど、吉田一徳先生は、その名の通り、素晴らしい人だと思う。
初めてじかに会ったのは、2002年の本科の授業が始まる前。ちょうどその頃、サテラインプラザ横浜西口という施設が河合塾横浜校の近くにできたばっかりで、記念トークみたいなのがあった。しゃべる内容は、講師により雑談だったり勉強法だったりしたのだが、一徳先生は、1年間の代ゼミの授業の流れと、学習の進め方についての話をした。
トーク終了後、控え室に質問にいったら、励ましと同時に、「厳しいことをいうようだけど…」という話をしていただく。本科が始まってからも彼のところへはたびたび質問にいった。その際、一徳先生は、人気取りのための甘い言葉だけでなく、いつもこちらの気を引き締めるようなことをいってくれて、本当に助かった。
それに彼はいつも、夜遅い時間まで講師室に残って、生徒の質問に答えてくれる。私が2003年の1月に津田沼校で早大政経予想問題演習を受けたときもそうだった。世界史の佐藤幸夫と日本史の土屋文明が「お先に失礼します」と挨拶をして帰っていくのを横目に、私を含めた質問待ちの生徒の列に対応する。
その日が、最後の政経の授業ということもあって、テキストにメッセージをお願いしたら、先生は「継続は力なり」と書いてくれた。そして、「君は政経に関していえば、十分な実力があるよ。だけど、政経だけじゃ、受からない。他の科目は大丈夫なの?」と、やはり気を引き締めることをいってくれる。この一言のおかげで、自分は大丈夫なんだという自信をもって、受験に臨むことができた。本当に、一徳先生には、感謝しきりだ。

モグリがばれたときのこと

英語の佐藤ヒロシは「本科のモグリはたいしたことじゃない。だけど、単科のモグリは立派な詐欺ですからね、いいですか」みたいなことをいっていた。そこで、仲本浩喜の精選構文をやめて、佐藤ヒロシに出ることにする。
あれは、2学期のことだったか。私は横浜校のLW(早大文系)に在籍していたので、吉野敬介の私大古文Aが土曜日の1限に生授業であった。だけど、その時間は佐藤ヒロシの精選構文Aに出たい。そこで、吉野の古文は、金曜の1限のサテラインにモグることにした。
同じことを考えるやつが多数いたためか、少人数のサテライン教室が満杯。遅れてきた人は立ち見という状況だったので、2、3回目の授業前に、入口のところで学生証点検があった。
やべえ、受けられないなと思いつつ、脇に隠れてチャンスをうかがっていたら、授業開始と同時に職員がどっかいったので、入室成功。
ところが、授業終了後にも、職員が入ってきて、学生証点検。うっわ、どうしようと思ったけど、もうどうしようもない。LWの学生証を手元に置いた。
しばらくすると、廊下にいる職員が「こっちにきてください」と、私を呼び出す。どれぐらい怒られるだろう、とびびっていたら、「LWはなるべく土曜1限の26Fの授業に出てくださいね。もし、どうしても出られない場合は、この教室はクラスが指定されているので、隣の教室で受講するようにしてください」と、わざわざ別教室を案内してくれた。いまも同じかどうかは知らないけど、本科のモグリなんて、そんなもんなのかな。

セブンイレブンで買ったパン4つ。計455円。
チョコバナナ(フジパン製、105円):安売りなのか、売り場の前の台に置かれていたので購入。安価で美味なり。
以下3つは、焼きたて直送便(タワーベーカリー製)。
ふんわりチーズエッグ(125円):まずまず。
レモン&カスタード(110円):期待していた味と少し違った。
メープルドーナツ(115円):甘い。

「桐蔭学園の真実」第1回

キーワード「桐蔭学園」を作成したので、私が3年間(1999-2001年度)、外進生(高校から入学した人のこと、対義語は内進生)として過ごしてみてわかったことを、何回かにわたって書いてみたい。これから多感な時期を過ごそうとする人たちが、不幸な思いをしないために。

なぜ桐蔭を選んだのか

まず簡単に自己紹介をしておく。家から桐蔭までは片道1時間50分ほど。遠距離通学にあたると思う。
そんな私がなぜ桐蔭を選んだのか。やはり、進学実績が大きい、というかそれがすべて。
当時の桐蔭は全盛期の終わりごろで、東大合格者は全国3位だったのかな(もちろん、数字を公表している高校のうちで、の話)。それで桐蔭を選んだ。当時、塾通いをしていて、とても勉強が楽しく思えた。親の間で「子どもを通わせたくない」と、当時すでにいわれていた桐蔭を志望したのには、こんな気持ちで勉強が続けられれば、という思いもあった。
高校受験時は、桐蔭が第1志望。中学での成績はほとんどが「3」で、1つか2つ「4」があるぐらいだったので、大学受験のことを考慮すると、公立は受ける気にはならなかった(一方、桐蔭の内申書の扱いは、まったく見ないというわけではない、程度だったと思う)。
結果的に、桐蔭の理数科は落ちたものの、普通科には合格することができた。
桐蔭では3年で私立文系。現役では早稲田に受からず浪人。代ゼミ横浜校で1年過ごして、現在大学3年。
代ゼミではとてもいい思いができたし、早稲田にも入れたので、現役で落ちたことによって、桐蔭批判をするわけではない。

能力別指導

まず、勉強のことに関して。桐蔭では、学力に応じて、クラス分けがなされている。英語と数学がそれぞれ、普通科全体で7クラスぐらいだったか。年に4回テストを実施し、その結果に応じて、クラスが入れ替わる。私は英語が最上位(α1)、数学が3番目(α3)からのスタートだった。
能力別の是非はさまざまある。成績で分けたほうが効率的、という考え自体はごくまっとうなものだ。
きっちり勉強して入ってきた人と、スポーツ推薦でこれまで勉強はさっぱりという人とが共存していては、教える方もやりにくいだろうし。普通の公立校であれば、入学時にある程度、成績層が限定されるから、それほど能力別をやる必要はないけど、桐蔭ではピンからキリまでいる。やったほうが効率的なことには疑いがない。
けれど、年に4回、クラス分けを兼ねてテストをすることで、生徒の序列ができあがってしまう。差別とまではいわないものの、どのレベルのレッスン(クラス)にいるかで、人を判断する雰囲気がある。そのため、上位と下位の間では、なかなかつながりが持てない(こういうこと書くと、そんなのは努力次第とかいう人がいるんだろうなあ。そりゃあ、努力でどうにかなるけど、つながりが持ちにくい傾向がある、ということを、桐蔭学園の判断材料として提供しているだけなので)。ほかの公立校のように、ずっと同じ教室で授業受けてるわけじゃないし。
桐蔭は悪いことばかりでもない。成績はテストの点数に応じて、自動的に決められる。教師が自分の裁量で、「あいつは授業態度が悪いから」と「1」をつけることはいっさいできない。よって、きちんと授業を成り立たせるためには、成績のことをちらつかせるのではなく、教師が実力(もちろん暴力ではない)をもってしなければいけないのである。それができないならば、生徒の授業評価アンケートの結果で、上層部に悪印象を与えてしまうことになる。
生徒として、このシステムはとても平等だと感じた。

到達度教育の大嘘

Q授業について行けなくなることはありませんか?
A(一部抜粋)すべての教科の指導にあたって、中学では100満点中70点、高校では60点が全員取れるまで徹底して指導するシステムです。(中略)
能力別授業を行なう教科でも、上・中・下すべての段階で、最低この点数に到達するまで指導を行ないます。未到達の生徒には、責任指導制により、担当教師がその点数を取れるようになるまで徹底指導します。(http://www.toin.ac.jp/go/frame/f13.htmlより、全角数字は半角にあらためた)

こうはいうものの、実際は各教師の裁量に委ねられていて、誰かが指導実施の有無をチェックしたりするわけではない。よって、到達度教育など、まったく形骸化した、いや、もともと存在すらしていなかったかのようなシステムで、落ちこぼれはふつーに存在する。
私の学年にOという数学の教師がいた。彼ひとりだけが、60点を取れるまで徹底して何回も試験、補習をやる。ごくまっとうなことをやっているはずなのに、ほかの教員はその熱心ぶりにあきれていた。到達度教育なんて、そんなもの。桐蔭のセールスを真に受けないほうがいい。
きょうはこのへんで。次回は主に生活面について書いてみようと思う(翌日が続きになっているので、読みたい人は、日記の上のほうにある「次の日」をクリックしてください)。

「桐蔭学園の真実」第2回

桐蔭はなぜ「勉強ばっかり」「過密教育」などといった印象を与えるのか

きのうも書いたけど、桐蔭卒業後、浪人して、代ゼミの横浜校に通った。桐蔭時代同様、毎日勉強に明け暮れたにもかかわらず、勉強ばかりだった印象はない。桐蔭は勉強するように押しつけるけど、代ゼミはそんなことこれっぽちもしないからね。
桐蔭では、週ごとに1枚のカードが配られる。そこには、毎日、「何時から何時までこの科目を学習した」「この日は、この科目を計○時間勉強した」ということを、記入するようになっている。しかも、カードは回収されて、教員のチェックが入り、クラスごとの1日の平均学習時間、なんてものが出てくる。
この学習時間カードは代々受け継がれているためか、学校がいままでの統計を持っている。だから、「学習時間がこれぐらいのやつは、このレベルの大学に受かっている」とか、「今週は、学年全体で、1日3時間勉強するのを目標にしよう」ということがいわれる。
つまり桐蔭式の勉強は、質ではなく量なのである。テスト前でなくとも、勉強するように仕向けられるのである。だから、年がら年中勉強ばかりなのだ。
世間の高校生が、たまの休み、友だちと海にいったり、映画を観にいったりしているときに、桐蔭生は勉強。こんな仕打ちに、あなたは耐えられるだろうか。
ほかの進学校はどうなんだろうな。少なくとも、生徒の学習時間を教師がチェックする、というのは、かなり異様だなことと思う。

男女併学制を採る本当の理由

Q男女併学って男女共学とどこが違うの?
A桐蔭学園では、(中略)男子の良さ、女子の良さを共に生かす日本で唯一の男女併学制を採用しています。
桐蔭の女子生徒は、中学1年から高校2年まで、学園内の男子生徒とは別の校舎で学ぶ男女別学とし、高校3年になるとホームルームは女子だけのクラスですが、授業は進学棟という校舎に移り、男子と共に学習していきます。桐蔭の女子生徒は全員4年制大学進学をめざしています。高校2年までしっかり生活指導を受けた女子生徒は、男子生徒と文字通り切磋琢磨しながら、志望大学めざして努力していくわけです。
http://www.toin.ac.jp/go/frame/f17.htmlより抜粋、全角数字は半角にあらためた)

要するに、男女併学とは、高校2年までは、男女は別の建物で生活、高3になったら、授業だけはいっしょに受ける、ということ。
なぜこんなことをするのか。上記URLには「男子生徒と文字通り切磋琢磨しながら、志望大学めざして努力していく」とある。
「でも男女いっしょになったら、異性に夢中で、勉強に身が入らないのでは」という疑問があるだろう。当然のことだ。実際、女の子に夢中になる男はいる。私の担任は「うちの学校は、男女恋愛禁止だから、付き合うならほかの学校の女にしろ」なんていってたけど。
話がそれた。なぜ3年になったら、男女いっしょにするのか。これは、男子部に固まっている実力ある教員の授業を女子にも受けさせて、学力向上をはかるためだ。
これには説明が必要だろう。まず、実力ある教員とは、教えるのがうまい教員のこと。そして、なぜそうした教員が男子部に固まるのかということだが、これは単純。8とか9クラスしかない女子部に優秀な教員を回すよりも、22クラスある男子部に配置したほうが、はるかに効率がいいから。
つまり、ぎりぎりまで男女の接点を持たせず、勉強に励まさせるものの、3年になると、受験があるので、学力をつけさせることを優先する、ということ。これが男女併学制の真意。

教員配置

桐蔭学園は高校入学時のクラスのまま、進級していく。クラス替えもなければ、担任の交代も、特別な場合を除き、ない。つまり、教員は3年周期で回ることになる(34期生を担当したら、次は37期生というように)。
各クラスには、担任のほかに、副担任がいて、週に1日とか2日、担任のかわりに、ホームルームをやる。担任に話しにくいことは、副担任へ、という学校側の配慮なのだろうか。タイプの違う担任・副担任だと意味があるけど、同じような人が2人いてもなあ、という感じか。
進路については、2年でおおまかな志望系統による分類がなされ、3年になると、国立理系、国立文系、私立文系、私立理系に分かれて授業を受けることになる。
学校としては国立合格者を多くしたいので、そちらの方面に優秀な教員を多く配置する。仕方ないことだ。私が経営者だとしても、そうするだろう。
私立志望は予備校に通いなさいっていうことだ。予備校の場合、私立の志望者のほうが多く、収入源になるから、そちらにも実力ある講師がたくさんいる。
なんか、きのうの最後、「次回は主に生活面について」とか書いてあるけど、全然生活のことになってないな。次回こそは、生活面について、のはず。

吉野家で炙りチャーシュー丼と生野菜サラダ。470円。
夕食はペッパーランチで、増量各切りステーキ。900円。

「桐蔭学園の真実」第3回

バスに乗ることのつらさ

通ってみなければわからないことに、バス通学のことがある。願書を出しにいくときなんかは、閑散とした時間だろうから、気づかないと思うけど、その混雑ぶりは、想像を絶する。
桐蔭学園に通うには、徒歩、あるいは自転車通学圏でなければ、小田急線利用で、柿生駅からバス。東急田園都市線ならば、青葉台駅あるいは、市ヶ尾駅からバスに乗ることになる。少数派だが、新百合ヶ丘駅あざみ野駅などの利用者も。
どこの駅からバスだろうがいいけど、通学に不便な場所であることに変わりはない。私は上記のメイン3駅のうち、最もひどいといわれる柿生を利用していた(けど、青葉台市ヶ尾もそんなに事情は変わらないと思う)。
バスは中学高校の生徒で大混雑。日本中でこれほどまでに、満杯になったバスが次々と通る場所は、ほかに存在するのだろうか。
まず、乗り込むまでに3、4本、待たなくちゃいけない。おまけに通学時間帯の道路はなかなか進まない。学校のサイトには「10分」なんて書いてあるけど、道路が混んでない、たとえば正午ごろだとしても、10分で学校に着くなんてことはまれ。雨なんか降った日には、心も体も最悪となって、学校に到着だ。
何も朝だけの話ではなく、帰りだって同じ。駅から徒歩圏にある学校が本当にうらやましかった。

頭髪検査

随時おこなわれる。学年集会みたいな場所でやることもあれば、ホームルームの時間を使って、各クラスごとに担当教員のチェックを受ける、ということもある。
髪は長ければ切り、茶の人は、黒く戻すことを要求される。だいたい、金曜とか土曜にチェックして、「月曜日までにどうにしかしろ」というパターンが多い。それで、月曜日に、ちゃんとしたかどうか、確認を受ける。すっぽかしたら、永久に呼び出され続けることに。
自分は面倒くさがりで、きっかけがないと、なかなか髪を切らない性質。だから、頭髪検査をうざいとは感じなくて、むしろありがたいものだった。こんなこと思うやつは、けっこうまれだろうけど。

サマーキャンプ、ウィンターキャンプ

桐蔭では、修学旅行はなく、夏には登山、冬にはスキーをさせている(高3は受験学年のためにやらない)。スキーは桐蔭らしく能力別。あたりまえか。
山登りなんか自分では決してしないだろうし、強制的にいかされてよかったなと思う。
キャンプにおいて、学校側は「自主性を尊重」を建前としているが、いく場所から起床時間まで、決めるのは学校側。自主なものは、何一つとしてない。あ、あるか。往復のバスの座席とか。
そういえば、変な決まりがあった。パーキング・エリアなんかでは、ジュースを買ったりできるのだが、アイスだけはだめとか。過去に腹を壊した人がいるとかで。
あと、遊びに持っていくもので、オセロ、将棋はいいけど、麻雀、花札は賭け事の対象になるので不可、とか。
余談だけど、サマーキャンプはサマキャンってよく略す。ウィンターキャンプをウィンキャンとはいったのかな。よく覚えていない。

広い校舎と敷地

移動がたいへんなこともしばしば。高校1年の体育の授業で、水泳があったのだが、これなんか女子部のプールでやるために、ゆうに10分は歩いた記憶がある。まあ、大変に思うこともあるけど、知らず知らずのうちに運動できて、いいんじゃないかな。
今回はこのへんで。たぶん、次回にて最終回。

「桐蔭学園の真実」第4回

文化祭が盛り上がらない理由

桐蔭学園の口コミ情報という下のページに、いろいろと書かれているので、それについてコメントしてみたい。
http://going.sub.jp/archives/2005/02/post_350.html

文化祭について・・・
実行委員会はあるものの、ほとんど先生が決めるという最悪のもの。しかも、研究発表といういまどき流行らないものをやっている。つまらない。(2005年4/25、15:00)

クラスにもよるだろうけど、文化祭は本当に盛り上がらない。なぜ盛り上がらないかというと、伝統というのがひとつあると思う。それと、桐蔭的抑圧空間のなかで、できることがかぎられている、というのがある。桐蔭のカラーに反するものは、企画を出しても上層部がだめといって、はい、おしまいなわけだ。そういうふうにして、企画が通らなかったクラスには、全体の飾りつけなどという、どうでもいい役割が与えられ、さらにしらけることに。
桐蔭が桐蔭であり続ける限り、文化祭は盛り上がらない。盛り上がれない。

体育祭について・・・
横浜国際競技上でやる。遠い。全く面白くない。イマイチ盛り上がらない。(2005年4/25、15:00)

私が入学した1999年から、横浜国際総合競技場日産スタジアム)での体育祭になった。従来は、富士スピードウェイでの全校マラソン大会。
この変更について、学校側は、施設を借りる予算だとか、近場であることを理由としているが、真実ではない、らしい。先輩から聞いた話なので、噂の域を出ないが。
ちなみに体育祭となっても、やることはあまり変わっていない。事前の体育の授業で選抜された人は5キロ、それ以外の人は2キロか3キロを走る、というもの。あとは、クラスで募った4、5人ぐらいが、リレーに参加する。
なぜ盛り上がらないかっていうのは、単に人数が多くて、自分たちの出番が少ないからってことだと思う。中学高校あわせたら、3、4000人ぐらいいるだろうし。
私のなかでは、体育祭もけっこう印象に残っている行事のひとつ。特に3年のときは、最後だから悔いのないようにと、夜中に家のまわりで走り込みをした。その成果を出すことができたこともあってか、いい思い出だ。
体育祭のように学校全体ではなくて、学年ごとにやるものに、スポーツ競技会がある(略してスポ競)。こちらは出番が多いから盛り上がる。放課後残って練習したりなんかして。バレーボール、ソフトボール、剣道、バスケ…。

授業は学力別に編成されるのでついていけなくなる心配は少ない。(2005年2/20、21:51)

クラス(桐蔭ではレッスンという言葉を使うことが多い)が下位になればなるほど、教えるのが下手などこの学校にでもいるレベルの先生になる。だから、ついていけなくなり、落ちこぼれ化。
ただし、下のほうでも、最下位レッスンにかぎっては、優秀な教員を配置している。

・部活動
帰宅部も多いが、男女ともに部活動はさかん。特に男子は野球、サッカー、ラグビーetc...とにかく強く、全国レベル!応援も燃えます。(2005年2/20、21:51)

全体として、応援に燃える学校ではない。このことは、たとえば、高校野球の応援席を見て、ほかの高校と比較すれば、すぐにわかる。もちろん強制的に応援にいかされることなどいっさいない。
応援部(?)の人たちは、なかなか熱心に練習していた。グラウンドの脇で声出しなんかをやったりして。

文武両道というイメージがありますが、勉強のできる人が難関校へいき、部活をやる人は、そこそこの大学や専門学校にいくようです。両方を兼ね備えた人はそれほどいないと思います。(2005年3/18、13:39)

「両方兼ね備えた人はそれほどいない」けど、ごくまれにはいることを強調しておきたい。そういう人にしてみたら、桐蔭っていい環境なのかもな。
私は普通科だったけど、それでも専門学校はいなかったなあ。浪人組のなかには、最終的に専門学校って人もいるのかな。まあ、予備校だって専門学校の一種か。

進学について・・・
先生は国公立の合格者数を増やしたいためか、絶対に無理そうな生徒にまで国公立を進める。そしてその気になって頑張る生徒もいるが、自滅していくかわいそうな生徒もいる。
(2005年4/25、15:00)

これは担任次第ではないかと思う。普通と理数の違いもあるだろう。私の担任は、シビアな現実をはっきりとつきつけるほうだった。

出身者の著名人

最近出た、鈴木隆祐著『名門高校人脈』(光文社新書)には、巨人の高橋、西武の高木大成やくみつるデーモン小暮織田裕二と、女子アナ2人などがあげられていた。
一般的な考えだと、多いという気もするが、合格者数と同じで、出身者がたくさんいるからってことじゃないかな。以下は、完全な余談。
高橋由伸については、音楽の先生が授業のときに、高校時代の野球中継のビデオを見せてくれた。
織田裕二に関しては、いろいろと話題にのぼることがある。織田さんの担任をしていたことがある、という先生もいたし、桐蔭卒の先生で、キャンプ*1のときに、織田さんと同室になったことがある、なんて人もいた。
いずれにしても、語られる彼の印象は、決していいものではない。本人も、唯一誉められたのが「カンニングしただろ」と先生に問われて、すぐに認めたことだ、と学内誌でいっていた。
デーモン小暮については、桐蔭のえらい人が「自分のキャラをぱくったものだ」と主張していた。本当かどうかは知らないし、確かめようもない。
きのう、「たぶん、次回にて最終回」と書いたけど、時間割、とりわけ、実技科目のことについて触れたいので、あしたに続く。

*1:当時は、キャンプではなく、団体訓練、略して団訓といっていたようだが。

『七人の弔』

予告編を見て期待していたけど、その期待に十分応えてくれる作品だった。
7組の親子が、キャンプにやってくる。そのキャンプは普通ではなく、(予告編を見ればわかるので、書いてしまうが)、親が子どもの臓器を売る目的で連れてきた、というもの。まず、この設定がすばらしい。
ストーリーはシリアスだが、ところどころ単発的に笑わせたりもする。笑わせるんだけど、張り詰めた空気を壊さないというのがまたすごい。
設定が設定だけに、着地点は、「大人が望みどおりに子どもの臓器を売る」か「子どもたちが罠に気づいて、反逆を起こす」のいずれかじゃないかな、と予測はつく。
しかし、ダンカンは、そんな見え見えの結末を用意しなかった。意外なその結末は、考えてみればきわめてまっとうで、私としてはうれしいものだった。
テアトル新宿にて。前回同様、冷房効きすぎ。映画館ってどこもこうなのかな。

義家弘介著『ヤンキー先生の教育改革 すべては子どものために』(幻冬舎)

義家弘介の著作はいままですべて読んできた。最近は、著作間でいっていることが重なることが多く、不満に感じていたのだが、この本では、そうした繰り返しを避けている。
最近の著作は、教育論的な話が多かった。しかしこれは、北星余市で反義家の流れができるまで、といったことも書いてあり、勉強になる、というよりもむしろ、楽しめる。

大勝軒(南池袋)にてもりそば。650円。となりには二郎があった。こんなところにもあるのか。へえ。
余談だけど、明治通り沿いのファミリーマート(房州屋南池袋店っていうらしい)の隣に、キッチン南海を発見。こちらも、こんなところにもあるのか、へえな感じ。

「桐蔭学園の真実」第5回

実技科目の軽視

いまはどうなのか知らないけど、普通科で入ると、1年に美術、2年では音楽の授業がある。いずれも週に1コマ。理数科だと2年の音楽はやらない。
家庭科は、ある日、1時間ぐらいビデオを見て、それについての試験がある。授業はない。それでも、教科書は入学時に買わされるのがむなしい。
以上のように、桐蔭は完全に進学重視のカリキュラムである。こんなことでいいのだろうか。
キャンプとか、メモリアルホールの行事で貴重な体験をさせていると学校は主張するが、根本的なところを誤っている気がする。

体育

他校より、とてもすぐれた環境にあるといえる。たとえば、剣道の授業を剣道場でやる、なんていう学校は、あまりないと思う。教えるのも単に体育の教員ではなく、部の顧問とか、その道に長けた人たち。
けど、いいのは環境だけなのかもしれない。私の中で、体育の授業は、あまり印象に残っていないから。ちなみに、体育でやったことは以下。
1年のときは、2コマあるうちの1コマが剣道、もう1コマが水泳とサッカー(それぞれ半期ずつ)。
2年は柔道とラグビーを通年でやる。
3年は、クラスによって違いがあるが、柔道は必修、その他、バレーボール、ハンドボールなど。あとバスケもあったのかな。
体育祭の時期になると、これらを中断して、持久走をやる。

美術

1年のときに、週に1コマ。年間で4つのことをする。描画系が2つ。工作系が2つ。
男子の全22クラスを2人が担当していた。メインのほうは、それなりに若い先生だったが、私のクラスのサブのほうは、おじいちゃん。的確なアドヴァイスをくれるとても素晴らしい人だった。桐蔭での数少ない、いい思い出のひとつ。

音楽

2年次に、週1コマ。普通科のみ。全14クラスをひとりの教員が教えていた。というか、高校の音楽教員は彼ひとりしかいない。人間的に尊敬できる人物ではなかった。やることは歌とリコーダー。

父母会

年に2回、保護者を学校に集めて、父母会というものをやる。まずはメモリアルホールという施設で、理事長などが話をして、その後、クラスごとにわかれて、担任の説明になる。
内容はどうでもいいようなことばっか。キャンプの前だと、それに関連したことを話したり、進路についてだったり。どうでもいいような内容なんだけど、全保護者がくるようにいわれる。学校側が数字を取っているから。何%が出席で、当日欠席は何割とか。
父母会の開催にあたっては、事前に保護者のもとへ、意見だとか質問を記入する用紙が配られる。これに何か書くと、父母会当日、質問(あるいは意見)と回答を一覧にしたものが、配られる。
たとえば「学食のうどんに、包みの袋が混入していた」とか書くと、それに類似したものが何件あったかと、「即刻、厳重注意処分としました」というような回答がくる。
学校側に都合が悪い質問がきても、質問自体をなかったことにはしない。さすがに。そうはせずに、質問を都合が悪くないように解釈してみたり、あるいは、そんな事実はいっさいないと、頭ごなしに否定したり。
こういう意見の聞き取りをするのは、理事長の「教育はサービス業」という考え方によるのだろう。学校は親と生徒を満足させてなんぼという。

食堂

桐蔭の食堂は、独立採算でやっている。そのため、多くがパートらしい。男性のスタッフは、1人もいなかった。
値段は、味のことを考えると、高くもなく安くもなく。うどん250円、ラーメン290円、日替わりランチ490円とかそんな感じ。
上に書いた、うどんに袋が混入の件は、私が通っていたときに、実際あったこと。それ以来、食堂の人の態度がずいぶんとやわらかいものになった。
家から弁当を持ってくる人と、食堂その他(コンビニで買う、とか)で、だいたい半々ぐらい。
そして、これが1番重要なことだと思うけど、1、2年は4限終了後が食事の時間となっている。ところが、3年になると、3限のあとが食事になる。これはおそらく、食堂の混雑を緩和するためと思われるが、正直なところ、帰りまでにお腹がすいてしょうがなかった。まあ、文句いってもどうにもならないだろうし、慣れるしかないのかな。
書けば書くほど、書きたいことが出てきたので、次回できっぱりと最終回にしたい。

『ヒトラー 最期の12日間』

歴史ものだけに、退屈。おまけに、爆発とかの効果音ばかりで、それ以外の音楽があまりない。好きにはなれない映画だった。見るべきは、ヒトラー役の演技ぐらいか。あとは、映画全体の構成もいい。
きのう、池袋シネマサンシャイン(B2の1番館)にて。20:00からのレイトショーなので、1200円。
ヤフーの映画館レビューではぼろくその評価。店員の態度が悪いとか、傾斜が低いとか。
でも、それ以上に腹が立ったのが、やはりというか、喫煙所。あんなに広いスペースを喫煙所にあてているなんて。ドアの開閉時に、劇場の中にまで、煙草のにおいがやってきて、最悪。もういきたくない。

此処路でとろとろサラダうどん。600円。冷たいものが食べたいなと思っていたら、こんなメニューを発見。野菜たっぷりで健康にもよさそう。ただ、食べ終わろうかというとき、おじさんが店内で煙草を吸い始めたのはよくないなあ。

「桐蔭学園の真実」最終回

女性の姿を欠いた青春

前回まで、5回にわたり、桐蔭のあれこれ、とりわけ外部の人に知られていないことを書いてきた。けれども、それらはすべて前置きに過ぎない。
私が桐蔭を勧めないもっとも大きな理由は、女性なき日常である。
桐蔭に入る多くの人が、世間の悪評にもかかわらず、進学への強い意欲から、志望するんだと思う。
でも、大学なんて、いつだっていける。それに引きかえ、青春時代の大切な日々は、一度きり。取り返しがつかない。
桐蔭では、その貴重な青春を、女性の姿なしで過ごすことを余儀なくされる。高校3年間を終えて初めてわかったことだが、このことはとても大きな損失だ。
「女の子がいなかったら、青春は成り立たないの?部活をがんばるのだって、青春では?」という疑問を唱える人がいるならば、私は「確かにそれも青春の一面。だけど、女子マネージャーがいれば、なおいっそう盛り上がるんじゃないか」と答える。
「なら、桐蔭にかぎらず、男子校や女子校は、すべてだめってこと?」
そんなことはいっていない。普通、男子校ならば、女性にめぐまれない環境ゆえに、近くの女子校と深いつながりがあったりする。
しかし、桐蔭にはそういったものは、いっさいない。だいたい、通ってきているところがばらばらだし。柿生の駅では、鶴川高校(女子校)の生徒といっしょになることがよくあるが、お互い敬遠しあう。いや、敬遠する、というほどでもないけど、近づいていくことはない*1
「女の子になんか興味ない」
いままで女の子のことを好きになったことが、一度としてない、というぐらい興味がないなら、桐蔭でも大丈夫かもしれない。だけど、女性のことが気になるけれど、勉強の方が大事、というような生半可な気持ちだと、あとで絶対に後悔するから。まあ、失敗したと思っても、桐蔭に入ってすぐなら、変更がきく。1年の前期おわったぐらいに、桐蔭やめて川和高校編入していった人がいた。
「女がいたって、どうせ自分はもてないから」
こういう考えだと、さらにもてなくなる。人生は高校で終わりじゃないはず。もてようが、もてまいが、女がいる環境に身を置くというだけで、大きな意味があると思う。
というわけで、桐蔭に入りたい受験生は、いま一度、異性と隔離される境遇を受け入れる用意があるのかどうか、自分に問うてみてほしい。

懲役10年のスーフリ副代表、小林潤一郎

桐蔭学園33期生(普通科)。女性のいない日々を過ごしたのが原因なのか、はたまた、人数が多ければなかにはこんなやつもいる、というふうに考えるべきか。
話は多少それるけど、在学中に問題を起こすやつもいる。先生から聞かされただけでも、放火で退学になった人と、バスカードを盗んで退学になったのがいた。喫煙については、見つかっても即退学とはなっていないよう。
トラブルじゃなくて、息詰まって、学校にこれなくなる人もいるし、自主的にやめていく人もいる。学校は退学者数を明らかにしていないが、普通科のクラス(桐蔭は1クラス50人程度で、よそより多い)なら、卒業までに、1人か2人ぐらいは、何らかの理由でやめていく、という感じだろうか。
書きたいことは尽きないけど、内容に締まりがなくなってきたので、このへんでおしまいにしたい。

*1:両者はこんな思いで相手を見ている。桐蔭男→鶴川女:渋谷が似合うような、派手な女の子ばっかり。駅の階段に座り込んだりして、品がない。鶴川女→桐蔭男:ガリ勉。おぼっちゃま。こういった構図。たぶん。話がそれるけど、柿生には何にもない。コンビニ、ちっこい本屋にミスドぐらい。カラオケがあるけど、もちろん禁止。テストが終わった後には、校外指導と称して、教員が張り込んでいる。遊ぶのは、上り方面なら新百合ヶ丘、下りなら町田か。柿生には何にもないから、ほかの駅から通ってきている人より、進学率がいいのではないだろうか、なんて思ってみたが、データ大好きの桐蔭でも、駅別の進学率という数字はないようだ。

セブンイレブンで買ったパン4つ(焼きたて直送便、タワーベーカリー製)。計540円。
エビカツパン(185円):エビの食感がいいけど、なんでこんな高いのさ。
ベーコンマヨロール(105円):万人向けな味。
苺ジャムとカスタードデニッシュ(135円):すっごいおいしかった。
ショコラバー(115円):量があっていい。チョコのチップがぽろぽろと落ちなければ、なおいい。

石原伸司著、重松清解説『愛の極致』(幻冬舎アウトロー文庫)

著者は元ヤクザ。拘置所にいるとき、ふとしたきっかけで、ある女性(この人も拘置所にいる)と文通を始める。本書は、女性が著者の元に送ってきた手紙をもとに、顔をあわせることなく進展する、ふたりの恋愛の軌跡を振り返ったもの。
小説にはない事実の重みが、この本にはある。女は著者に向けて、エッチなことを書きまくるのだが、そこからは、作り話ではない切実さが感じられる。そして女性がたどってきた人生。ふつーに生きてきた作家には、こんなことは書けない。

AERA臨時増刊・8/25号『COUPLES』

桐野夏生との対談「いまそこにある危機・ニッポンの男と女」全4ページ。夫のあり方、妻のあり方、夫婦の関係、ときを経てかわったもの、かわらないもの。眼鏡をかけた桐野さんは、普段とはまったく違った印象。

小説すばる』9月号

ラブレター・イン・ブルー第9章「この世ではどんな魂も」掲載(連載10回目)。いつもどおり、先が気になる。巻末の読者からのお便り欄には、作品についての感想めいた投稿があった。

週刊ポスト』9/2号

鈴木邦男斎藤貴男森達也著『言論統制列島 誰もいわなかった右翼と左翼』(講談社)の書評を書いている。

最近のリンク元から

重松清」+「ナイフ」、「重松清のナイフ」:夏だなあ。読書感想文は自分で書いてください。
重松清」+「出身校」:高校であれば山口県立山口高校。
その日のまえに」+「サイン会」:なさそうかな。『疾走』(単行本)は8月発売で、サイン会をやったのが9/10だった。だから、まだ発売記念のサイン会がないと、断定はできない。

空より高く(読売新聞夕刊)

8/11:小春日和11(連載128回目)
8/12:小春日和12
8/13:小春日和13
8/15:小春日和14
8/16:小春日和15
ムクちゃんと誕生日が同じだ。幼稚園に入るまで、横浜に住んでて、ってあたりも、私と共通する。
8/17:小春日和16
8/18:小春日和17
8/19:小春日和18
8/20:小春日和19

セブンイレブンで買ったパン4つ(焼きたて直送便、タワーベーカリー製)。470円。
はちみつホイップ(115円):好きじゃない味。
濃厚トマト&ベーコン(125円):嫌いではない味。
メロンパン(105円):メロンパンって、あんまメロンみたいな味しないよね。このパンにかぎらず。
カスタードクリームパン(125円):量がちょぴっとしかない。

芳崎せいむ著『金魚屋古書店出納帳上・下』(IKKI COMIX)

金魚屋古書店。ここに置いてない漫画など、ない。実在する漫画をネタにして、読む人の切なる思い、売る側の本に対する愛情を描いた作品。
池袋のとらのあな(やすべえの向かい)で、時間つぶしに立ち読みして、面白かったので購入。漫画のみならず、書物への深い愛を感じられて、とても読後感のよい漫画だ。
上下巻ともに、旧版に書き下ろしが加えられているので、いまからの人にはIKKI COMIX版を買うことを勧める。

芳崎せいむ著『金魚屋古書店1』(IKKI COMIX)

出納帳よりも、読み切り色が強まっているかな。そのほうが物語に入りやすくていい。
帯文は「まんがばかのための漫画」。しかし、作中の漫画についての知識がなくても、まったく問題なく楽しめる。このコピーは、読者を限定するような感じがして、好きじゃない。
2巻は、8/30に発売予定とのこと(著者の公式サイトより)。

此処路でエスニックサラダうどん。600円。とろとろサラダうどんに比べると、いまいち。
夕食は吉野家高田馬場西口店で、鶏炭火焼丼(380円)とポテトサラダ(120円)。前者は新メニュー。量もあって、なかなかよい。メニューだけでなく、店舗も新設。8/15にスタートしたらしく、悪い意味で和気藹々としていた。

『酔って言いたい夜もある』(太田出版

「文芸誌でおこなうような、小説とは、というような話ではなく、女性誌でおこなうような、恋愛とは、というような話でもない、もっともっとごく普通の話を、思う存分してみたかった」(p.7)角田光代の初対談集。
お相手は、魚喃キリコ栗田有起石田千(と、その場に居合わせた岡崎武志が、ちょっとだけ割り込んでいる)、長島有里枝という4人。
魚喃キリコ。名前は読めるけど、何をしている人なのかは知らなかった。
栗田有起。作品のタイトルはいくつかあげられるけど、いずれも未読。
最後のふたりについては、名前さえ初耳。
そんな私でもこの対談集、とても楽しめた。なぜか。話しているのが、どうでもいいことばっかりだから。そのなかから何かを読み取ろうとする必要などなく、ただ話の流れに身を委ねてしまえばいい。
欲をいうと、こういう対談集は、本ではなく、ムックのほうが、読みやすくてよかったなと思う。太田出版のこの版型の本は、手に持っていて疲れる。

吉祥寺でトークショーとサイン会があって、その当時……今も好きですけど当事はもっと好きで、整理券もらって質問考えて出向いたんです。(p.166)

原文ままなんだけど、「当時」「当事」は、使い分けてるのか、単なる誤植なのか。

論座』8月号

「本棚拝見」34回が角田さん。自分の著作が、ほかの作家の作品に混じって、ばらばらに納められているのが印象的。
左:『そういうふうにできている』
中:『空中庭園
右:『新しい観光振興』
別の段では、
左:『トゥルー・ストーリーズ』
中:『トリップ』
右:『光ってみえるもの、あれは』
ってな具合に。

貴志祐介著『青の炎』(角川文庫)

舞台が鎌倉あたりということで読んでみた。貴志さんは、『硝子のハンマー』を読んで以来の2冊目なんだけど、とてもすらすらとページが進んでいく。面白かった。映画のDVDも観る予定。

振り返れば、江の島の向こうに、うっすらと富士山のシルエットが見えるはずだった。
東京都下に引っ越した昔の友人と会ったときなど、こんなに恵まれた通学路はないと、よく言われたものだった。だが、毎日走っていると、当然のことながら、何の感激もない。(p.5)

なるほどなあ。そうすると、鎌倉市のなかでも、鎌倉を感じさせない住宅地に住んでる私は、恵まれてるのかな。
p.143の「神保町」にはルビが振ってある。へえ、「じんぼうちょう」なのか。「じんぼちょう」で変換できてたから、いままで間違いに気づかなかった。恥ずかしい。
p.184では、藤沢→(東海道線)→新橋、新橋→(山手線)→秋葉原という経路を、主人公はたどっているのだが、なんで東海道線で東京までいかないのだろうか。不思議だ。乗り換えの都合は、どちらもそんなに変わらないだろうし。

ねばり屋で高菜そぼろ定食(大)。520円。うまいなあ。やっぱり。わざわざ新宿から35分かけて歩くだけの価値がある。
前回は17:00ごろの、閑散とした(客は私1人)時間だった。きょうは昼時の12:05。客の入りはどんなもんかな、と思ってみてみると、サラリーマン、OL風情のかたを中心にほぼ満席。常連さんだと、「毎度ありがとうございます」なんていわれていた。私もなりたいな、常連に。そのためには、幡ヶ谷に引っ越さなきゃだめなんだろうけど。

本の内容を書き写すばばあ@ジュンク堂池袋本店

8/18、午後4時半-5時半ぐらいのこと。私は、4Fのエスカレーターそばにある公衆電話の隣で、テーブル上に置いてあるPR誌(『書標』)を読んでいた。テーブルはさんで右側には、土井たか子似のおばさん。
こいつ、7、8ページほど本を読み進めては、バッグの中からメモ帳を取り出し、本をテーブルの上に載せて、内容を書き写している。そして、転写がおわると、メモ帳をバッグにしまい、普通の読書をしているふり。
テーブルの上には、本の内容を書き写すのは禁止だ、という趣旨のことが書かれている。わざわざ、メモ帳を出したりしまったりしているから、ばばあは、悪いとわかってやっているのだろう。
許せねえな。その場で罵倒してやろうかと思ったが、そんなことしても、店舗にいいイメージはあたえない。しかも、ばばあが書き写しをしようが、私の損になっているわけではないし。まあ、こっそりと店員にお知らせするぐらいがいいのかな、という結論に達した。
しかし、お知らせするにもタイミングがある。書き写しているその場を、店員に見せなければいけない。
そんなこんなでタイミングを計っていると、私とばばあの前を店員が通り過ぎた。明らかにばばあのほうを見て、書き写し行為を目撃しているのに素通り。その15分後ぐらいだろうか。また別の店員が、同様に気づいていながら、素通り。
ジュンクは、書き写しに気づいても、ほっとくというガイドラインでもあるのかな、なんて疑問に思いつつも、ばばあは、相変わらず、写してはメモ帳をしまい、を繰り返す。
隣にいて、もう我慢できなくなったから、あと1回やったら、静かに「いい加減にしろよ」ぐらいいうことにしよう。もし、逆ギレされたら、メモ帳奪って、どっかに放り投げて逃げよう、と思っていると、ばばあの携帯に電話がかかってきて、読書終了。本を元に戻しにいった。ちょっと後悔が残る。
棚で書名を確認してみると、宮地尚子著『トラウマの医療人類学』(みすず書房)だった。まあ、それはどうでもいい。私が驚いたのは、書き写しをするような人間が、本をきちんと元あった場所に戻したということだ。

NEWDAYSで買った胡豆昆弁当。380円。レシートには「ことうこんべんとう」と記されているが、ネットで検索すると、「ごずこん」という読みがポピュラーなようだ。
まあ、それはさておき、店員が割り箸入れてくんなかったよ。こんなことなら、パンにしとけばよかった。

向井康介著『リンダ リンダ リンダ』(竹書房文庫)

映画のノベライズ。公式サイトに、「ノベライズには、4人の後日譚が書かれている」みたいな書き込みがあったので衝動的に購入。
映画では一見意味のわからなかった行動が、どういった感情のもとになされていたのか、読んでとてもよく理解できた。だから満足はしているんだけど、誤植が多いのが気になる。
まずカバーと、「主な登場人物」の丸本凛子の欄。「バンドのボーカルだったが、凛子とぶつかり抜けてしまう」ってさあ、凛子が凛子にぶつかって、どうすんだよ。

クラブビーナスではA Tribe Called Quest『Jazz』のが大音量で流れていたが、…(p.152)

『Jazz』のが、の「の」は不要だろう。このほか、細かいところをいいだせば、きりがない。映画公開に間に合わせるために出版を急いだのだろうか。

初台駅近くにスクウェア・エニックスのキャラクターショップ

おとといのこと。新宿駅から、甲州街道に沿って、幡ヶ谷方面に歩いていると、道路左側にスライムなどのドラクエキャラクターが出現した。
外から見ただけなので、よくわからなかったのだが、検索してみると、次のような記事が出てきた。
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1319744/detail
SQUARE ENIX CHARACTER GOODS SHOP SHOW CASE、8/16にオープンしたばっかりだったのか。へえ。
なお、文中に「自社ビル」とあるが、これは本社の入っている新宿文化クイントビルではない。もう少し、そこから甲州街道を初台方面に歩く。
Wikipediaによると、その「自社ビル」は、かってエニックスがあったところらしい。それで、今入っているトライエースの公式サイトによると、住所は代々木4-31-8。

NEW DAYSで買ったパン4つ。計351円。
北海道メロンパン(神戸屋、126円):クリームの入っているこっちのほうが、下のメロンパンよりおいしい。
うずまきデニッシュ(第一屋製パン、60円):たかが60円、されど60円。
チョコチップメロンパン(第一屋製パン、105円):チョコチップの味に飽きる。
ホワイトサンドロールピーナッツ(第一屋製パン、60円):どうってことのない60円。

縄文VS弥生

上野の国立科学博物館にて。金曜日は、夜8時までやっているということなので、バイト終了後にいってきた。
ここを訪れるのは初だけど、素晴らしいことずくめ。オフィシャルな施設にありがちな、慈善事業感がいっさいない。きちんと客を満足させようという心配りが随所に見受けられる。
まずは、エスカレータ。一見すると、普通のエスカレータだが、脇のほうから、内部の構造が見えるようになっているのだ。へえ、こんなふうになっているのかと、その遊び心にも感心。
次に入口付近に置いてあるロッカー。100円リターン式なので、実質ただ。両替機も近くにあるという親切さ。重いものを持たずに回れるのはとっても楽ちん。
そして、ところどころに設けられている椅子。ちょっとひとやすみしたいなって感じのところに、うまい具合に置かれていて、しかも十分な量。混雑時でもちゃんと座って休憩ができそうだ。
客は、子どもづれの親たちばっかりかな、と思っていたが、そんなことはない。もちろん親子連れが一番多いが、私のような学生1人や、恋人同士の人たちもいる。
実際回ってみて、その理由がよくわかった。見せ方をとても工夫しているからだ。私たちはしろーとなんだから、科学の名の下に、ただ貴重な資料を見せられても、ふーんでおしまいだろう。そういうんじゃなくて、実際に世界観を体験できるというか、回っていて楽しい展示のされ方がなされている。いい感じに暗がりがあって、恋人がいたらキスするのにいいかもな、なんて思ったりもした。
屋上はハーブガーデンになっていて、とてもとても見晴らしがいい。自販機と、テーブル、椅子が置いてあり、ここでも休憩できる。
というわけで、本当に素晴らしい場所だった。肝心の「縄文VS弥生」は、いまいちだったけど。たぶん、特別展だと、入れ替えを頻繁にしなければいけないために、作りこんだ展示ができないということなんだと思う。
以下は、これからいこうかな、という人の参考に。受付では、常設展のみのチケットと、あと「縄文VS弥生」のチケットを売っていた。どっちを買えばいいのかな、と疑問に思いつつも聞けずにいたら、あとで、「後者のほうには常設展の入場料が含まれている」と教えてもらう。つまり、常設展+特別展(こちらは中で買える)の2枚のチケットを買っても、最初っから「縄文VS弥生」のチケットを買っても同じ値段ということだ。そこらへんの説明がなくて、多少戸惑った。

白石まみ著『ロッカーズ』(竹書房文庫)

陣内孝則原案、斉藤ひろし脚本の同名映画のノベライズ。音楽なしのノベライズでは映画の魅力が半減していて残念。けど、あとがきがわりに陣内さんが書いている「谷信雄という男がいたことを残せる方法――それが映画を撮るということ」は、とても参考になった。

谷信雄という男がいたことを残せる方法がないかを考えていて、映画を撮ろう!と決めたんです。(中略)
それがこの映画を作る発端になりましたが、それから七年、あの時はこんなに時間がかかるとは思いもしませんでした。映画にするならまず原作をという友人のアドバイスで、小説『アメイジング・グレース』を書いて、それを基に斉藤ひろしさんに脚本を書いてもらい、映画化企画は動き出しました。(p.183)

しかし、いろいろな障害があって、スムーズにはいかなかったという。
本編よりもむしろ、このあとがきに満足な1冊であった。

NEW DAYSで買ったパン4つ。計425円。
ソーセージペッパーマヨ(第一屋製パン、125円):うまい。
もちっとリング(敷島製パン、84円):何の変哲もない味。
北海道牛乳クリーム(神戸屋、126円):一応メロンパン。きのうの神戸屋のやつのほうがおいしい。
ソフトショコラ(第一屋製パン、90円):味がしないんだけど。

『LOVERS' KISS ラヴァーズ・キス』

DVDにて。期待せずに観たが、意欲的な実験作で楽しめた。脚本がいいからかな。
DVDの特典によると、最初は及川中監督自身が本を仕上げたが、反応が芳しくなかったということで、後藤法子さんが、監督とは違った方向で本を作ったという。
検索してみると、後藤さんは夫婦でもお仕事をしているようだ。
http://www.geocities.jp/s7cool/
個人では、「マイリトルシェフ」、「伝説の教師」(いずれも一部)も彼女の脚本なのか。ふーん。

セブンイレブンで買ったパン(焼きたて直送便、タワーベーカリー製)4つ。計521円。
ロングチョコゼブラ(136円):2度目かな。激うま。
ビターチョコブレッド(125円):味がしない。
具だくさんピザパン(135円):これも2度目かな。おいしい。
練乳あずきバー(125円):初。いいねえ。

角田光代原作、安孫子三和作画『対岸の彼女』(JETS COMICS)

第132回直木賞受賞作の漫画化。表紙とは違い、物語のテンポや絵柄はコメディ的。原作とはまた違った味わいがある。かといって、全編がコメディ的雰囲気で貫かれているわけではない。鍵となる場面では、(おそらく)原文を引用しつつ、ぐっと心にせまってくる描き方をしている。あえて極端な対比をつくることで、この漫画は成功したといえるのではないだろうか。
巻末に漫画を読んでの、角田さんの感想エッセイが収録されている。帯によると、9/3発売の『Silky』10月号に、安孫子三和さんによる、角田さんの仕事場訪問が掲載されるとのこと。『Silky』は、もともとこの漫画版「対岸の彼女」が掲載された雑誌。

野性時代』9月号、『COYOTE』No.7

前者はインタビュー、後者はいしいしんじと対談掲載。

空中庭園

公開決定か。東京はユーロスペースだけになってしまうのかな。混みそうで嫌だ。

三田紀房著『ドラゴン桜1-2』(モーニングKC)

ただ単にスパルタ教育で東大に入れるというだけではない。そうではなくて、学校経営のことや、生徒たちの生活模様が描かれているから物語に深みが出るというか。生協に2巻までしか売ってなかったけど、ほかの巻も補充してくれないかな、早く。

大王(都電じゃなくて、地下鉄早稲田駅の近くのほう)で野菜つけ麺。680円。量が少ない。灰皿置いてあったけど、吸ってる人いなくてよかった。

2年ぶりの城ヶ島

大学に入る前の2003年3月にいって以来。家を8:30にチャリで出発。途中コンビニで飲み物を買ったり、ブックアイランド三崎店をのぞいてみたりしつつ、10:40過ぎに城ヶ島公園入口到着。中に入ってしばし散策。このへんは前回もきた。夏だと暑いかなと思っていたが、そうでもない。海辺の風はとても涼しくて心地よい。

水つ垂を見た後、今度は島の西側へ。落雁、馬の背と回った後、もう2時近くだったので昼食。
その後、白秋記念館と白秋詩碑を見学。周囲が工事中のため、遠回りを強いられる。記念館は2階建てのプレハブ小屋みたいな感じ。最後に城ヶ島灯台海南神社と見て、旧三崎小学校城ヶ島分校海の資料館というところにいったのだが、ここはノスタルジーを感じさせる。

城ヶ島大橋ができ、生徒たちはバスに乗れば、対岸の学校へと通えるようになった。そして、実際、そうすることを望む声が強くなり、やがて分校はその役割を終える、というような説明が書かれた新聞記事が展示されている。読みながら、ひどく感傷的な気分になった。
城ヶ島を出て、きょう、もうひとつ見たいと思っていた『亀は意外と速く泳ぐ』の、リンゴがごろごろ転がる階段にいこうとするが、もってきた地図が全然役に立たず迷う。しばらく迷い続けた後、商店街の小さな隙間に、階段発見。自転車乗ってたから、あやうく通り過ぎてしまうところだった。

上に登って、お寺を見る。階段を降りて、チャリをゆっくりこぎながら、あたりを見回す。ほかにも、映画に使われた場所があるのかな、と。
しばらくして、ポパイ食堂という建物にピンときた。けど、もう時間が時間で、雨もぱらぱら降ってきたので、写真は撮らず。店名だけメモって、帰路へ。雨が強く降ってきてしまい、死ぬほどつらいめにあって、帰宅。
それで「ポパイ食堂」を検索かけてみたら、ここがラーメン「サルタナ」そのものだった(予告編の映像をストップして、http://www.asobi-map.com/toro-f.htmの6番と照らし合わせてみれば、一目瞭然だ。出かける前にちゃんと見とけばよかったな)。
ポパイ食堂の画像はhttp://www.h3.dion.ne.jp/~oyan/misaki01.htmlにも出ている。でも、次のURLのほうが、前に車が止まったりしてないからいいかな。http://mashall.maid.ne.jp/main/zaresp.html
あと、いしいしんじごはん日記http://www.mao55.net/gohan/main40.html)によると、サンボマスターのPV(「月に咲く花のようになるの」)にも、三崎の風景が出てくるという。
へえ。いしいしんじって三崎に住んでるんだ。東京出てくるの、大変だろうなあ。 

城ヶ島内のバス停「白秋碑前」付近にあるそば新というお店で、まぐろづけ丼。900円。
14:00過ぎに店に入ったら、「お食事?」といささか不機嫌そうにも見える様子で聞かれた。なんだよ、昼時じゃなきゃ、きちゃいけねえのかよ、と思っていたら、それは勘違い。料理人が外出してるため、しばらく待ってほしいとのこと。といっても2、3分で戻ってきたけど。
肝心の料理はとてもおいしかった。いつも家で食ってるまぐろ丼と同じような感じだったらやだな、と心配したが、まったくの杞憂。このへんのまぐろって、どこもこの店と同じようにうまいものなのだろうか。

『ヴェラ・ドレイク』

公式サイトを見ると、ストーリーが結末部分まで書いてある。プロットじゃなくて、演技を観てくれってことかな。
ときは、堕胎罪などというものがあったころ。主人公のヴェラ・ドレイクは、幸せな家庭を構成する一方で、堕胎の手助けなんてこともやっていた。だが、その罪が暴かれてしまう日がくる、という展開。
この展開と構成には、多少物足りなさを感じた。しかし、パンフレット中にある、ピーター・バラカンのコメントを読んで、考えがあらたまる。私が気づけなかった仕掛けの数々が明かされていて、これを読んで初めて、作品のことを理解できた気がした。
演技のほうは、何の文句も付けられない100点満点。これは、監督の演出方法のためだろうか。機会があったら、ほかの作品も観たい。
銀座テアトルシネマにて。水曜日なので1000円。いかにも銀座な、雰囲気と上映作品。

貴志祐介原作、新井理恵漫画『青の炎』(ASUKA COMICS DELUXE)

手堅くまとめたという印象を受ける。不満をあげると、海岸線とか、駅の景色を適当に描きすぎ。

西新宿のやすべえ(住所でいうと、代々木になる)で辛味つけ麺(中盛)。680円。店の前に灰皿置いてなかったら、なおいい。