『デトロイト』

黒人相手の横暴がまかり通っていた時代。そのなかで起こった大暴動での市民と警察の姿を描く。

ありもしない罪を着せるため、拷問に近いことがおこなわれる。その描写が延々と続いて臨場感がすごい。

娯楽として引き付けられるし、様々なことを考えさせられる。一番はまったく過去の話ではないということ。誤射される割合は現在も黒人のほうが多い。

日本にとっても無関係なことではない。入管のひどい対応は本作の警官と重なって見えた。

無実の罪から身を守るには映像なり証言はもちろんだけど、人々の問題意識も欠かせないと思う。こういう映画は定期的に見て、常に今の問題として捉えたい。

music.jpにて。