中村慶行・小野大地著、望月正行監修『バックギャモン入門』(Kindle版、2014/7*1)

最近、アプリでギャモンをやっている。Backgammon Ace(バックギャモンエース)というのがそれ。オンライン対戦で、勝ち負けに応じて仮想通貨やレーティングが変動する。
これがなかなかすぐれもの。対局中にいいムーブ(移動)をすると、「GOOD」とか「EXCELLENT」と教えてくれる。だから、勉強せずとも自然に上達する。
とはいえ、集中的にテクニックを学ぶのが効率的かなと思い、本書を購入した次第。
感想としては、初歩中の初歩から説明があって、知識の抜けを確認できた。
たとえば特殊ルール「大きいほうの目を動かす」。下の図を見てほしい(本書から転載)。

13 14 15 16 17 18 バー 19 20 21 22 23 24
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12 11 10 9 8 7 バー 6 5 4 3 2 1

出目は5・6。黒は5を使えば24/19とできそうだが、そこで6を使えない。よって、ルールにより24/18としなければいけないそうだ。相当レアなケースだとは思うが……。
そして技術面ももちろん有用だった。難解なことは書いてないので、きっちり消化できた感がある。特に参考になったのがベアオフ。「後ろからふたつのポイントは合計して複数枚が理想」だそう。なぜならゾロ目でもブロットが発生しないから。
その他、学んだことは数多あるが、また機会を見つけて復習したい。

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目次は版元のページにある。そこに問題数をつけくわえると、以下のとおり。トータルでは108問になる。初見では3問に1問ぐらい誤答したかな? どうだろう。
http://www.panrolling.com/books/cb/cb11.html
Part3「基本テクニック」例題×22、練習問題×32
Part4「確率的側面」例題×4
Part5「オープニング」例題×14
Part6「基本戦略」例題×10
Part8「ベアイン、ベアオフ」例題×10、練習問題×16