単なる雑記

ちくま文庫の新刊、田沢竜次著『B級グルメ この町が美味い!』を本屋でぱらぱらと立ち読み。早稲田の項はラーメン店中心の記述になっているのだが、そのなかに私が未食のところがひとつ。ティーヌンである。
一応説明しておくと、ティーヌンというのは、早稲田通りにあって、トムヤムクンラーメンが名物のタイ風(?)ラーメン屋だ。それなりに人気店なので、4年も大学に通っていたならば、一度ぐらい食べていてもおかしくはない。
しかし、私はこの店を軽く避けていた。というのは、辛いというイメージがあったからだ。
別に辛いのは苦手じゃない。それなのに敬遠していたのは、あるときどこかでこんな意見を見つけたからだ。「東南アジアの料理がやたらと辛い味つけになっているのは、味のバラエティが乏しいのを隠すため」。
なるほどそうだよな、じゃあわざわざ味の貧困さをカムフラージュしたものを食べる必要もないか、と思った私。いつも、横目にティーヌンを見つつ、通り過ぎていたのである。
でも、1回ぐらいいってみたいね。横浜とか川崎にもチェーンがあるみたいなので、機会があればいつか。