携帯電話を使いこなせない中高年

「着信音を鳴らさないで」と他人に注意されても、「どうすれば鳴らないようにできるかがわからない」という人がいると聞く。
どうして説明書を読まないんだろう。そう疑問に思っていたのだが、最近、理由が見えた。
40代半ばぐらいの男性。
その人は、着信がバイブで、それだと気づかないことがあるから、どうすればいいのか周りに聞いていた。
「携帯の説明書って、すっごい分厚いじゃん。あれ、300ページぐらいあるんじゃないの? あんなの読むの無理でしょ」
なるほど。読む気がないわけではないのだ。そうではなくて、最初から最後まで通読しなければいけないという思い込みが、彼ら中高年にはあるのではないか。
私だってそうだけど、説明書に書いてあることがすべてわかってるわけじゃない。だけど、たとえば着信音の設定なんかは、該当ページを開いて、ああこうするんだなと理解することができる。
携帯がだめな人は、「つまみ食い」が下手なのかなあ。