レポートの課題に不快感

週1回で訪れていた立教。それもきょうで最終回だ。私が取っていたのは「HOUSOU80年」という授業で、毎週ゲストスピーカーが訪れ、HOUSOUをめぐるトピックについて話すというものだった。
成績はレポートによる評価で、その提出日がきょう。
課題は「命令HOUSOUに見るプロパガンダとHOUSOUジャーナリズムの差異」というもの。文章のフォーマットは次のように指定された。

1:命令HOUSOU制度の概要を記載したうえで
2:11月(昨年)に出されたNHKへの命令HOUSOUの経緯を記し
3:国による国際HOUSOUとHOUSOU事業者がジャーナリズム活動として行うHOUSOU活動の違いについて記載せよ。

私は課題からしておかしいと思うのだ。命令HOUSOUにプロパガンダを見るかどうかは、人それぞれだろう。それなのに、なぜ見ることを前提とした課題になっているのか。
思うに、こんな条件づけをしたら、「命令HOUSOUは国策的プロパガンダにつながり、それは表現の自由を基盤とするジャーナリズム活動にまったく反するものだ、したがってHOUSOU命令はあってはならない」みたいなレポートしかできないんじゃないか。
恣意的な課題によって、学生に立場を押し付けている。HOUSOU命令よりも、そういうレポートを出すことにこそ、プロパガンダ的なところがあると思うけどね、私は。