オール・イースト×オール・ウエスト(パ・リーグ東西対抗、静岡草薙球場)

数日前に今回限りでの打ち切りが発表された。
いろいろやってたら時間がなくなり、徹夜で家を出る。まあ、電車に乗ってる時間が長いから寝られるだろうと。現に藤沢に着くまえに眠りに入り、気がつくと東田子の浦だった。
しばらく寝たり起きたりを繰り返し、草薙に着いたので降りる。ここから多くの人は静岡鉄道の草薙駅経由なのだろう。だけど歩く。事前に調べたところ、1時間あれば着くかなという感じだったが、ほんの20分ほどで現地着。近くの弁当屋で食料を調達。
当日券の列はどこだろうと探していると、選手・監督が乗ったバスが到着。騒ぐ子どもたちといっしょに、その様子をながめる。
列の最後尾につく。1000円のパンフを見ながら時間をつぶしていると、「無料でお配りしています」という声とともに、クーリッシュ(ロイヤルアップルティー)をもらった。うれしいね。ロッテの人が持ってきてくれたのかな。ちゃんと宣伝しとくよ、おいしかった。
近くまでいくと、外野自由席の当日券は300枚と書かれた紙が貼ってある。自分のまえで売り切れとかならないでくれよと祈る気持ち。
もちろん、前売りを買っとけばこんな気分にならずに済んだわけだが、理由がある。きのうもそうだけど、1日限りのイベントものだと、当日券のデザインがぴあみたいな文字の羅列じゃなくて、かっこいいってことがよくあるのだ。
10:15ごろ、ようやく球場内に入ることができた。ライトスタンド、西武ファンの群がるあたりに腰を下ろす。インボイスSEIBUドームと違って、天然芝なのがいい。
そのうちホークス応援団の主導で、ラジオ体操が始まる。こういうのをやってることは知ってたけど、もちろん初体験だ。ライトスタンドはもちろん、レフト側もそろって同じ動きをする様子は、とても愉快だった。
その後、イーストのチームとウエストのチームが交互に1-9をやる。普段なら、スタメンがあるけど、きょうはない。だから、演奏を聞きながら、どういうメンバーを選ぶのだろうと予想する楽しみも。
ちなみに、ライオンズは1福地、2片岡、3中島、4カブレラ、5和田、6リーファー、7平尾、8炭谷、9赤田だった。1-5と9はこれしかないけど、6-8は選択の余地があるところ。6はうれしかった。
他球団だと、ホークスの3番が大道だったり、ファイターズにマシーアスがいたあたりが聞きどころか。
続いて、同じようにレフト側、ライト側のチームが交互にチャンステーマ。いくつかのチームがやったところで、ホームラン競争が始まる。中島が登場したので、そのままチャンステーマで中島を応援。優勝は稲葉だった。
試合に先立ち、パ・リーグの小池会長があいさつをすると、スタンドからは軽くブーイング。諸般の事情から最後になったけど、これからも静岡との縁を大切にしたいというようなコメント。
試合は両軍、すさまじいまでの早打ち。そうしなきゃいけない礼儀でもあるのだろうか。中盤、和田が大乱調で勝負あり。9-4でイーストが勝利。
場内で選手・監督が表彰されるなか、外野入口でホークスの2次会が始まった。演台は伊藤園の自販機だ。
他球団は懐かしのあの選手、この選手の応援歌を繰り出していたけど、ライオンズの2次会は特に何もなし。チャンステーマ1からの「いいぞ/いいぞ/ライオンズ」で始まり、福地、片岡、中島、炭谷、赤田という出場選手の応援歌+カブレラ、和田、そして清原でおしまいという実にさみしい内容だった。森監督時代の1-9とかやってほしかったな。
6球団の最後に登場したのは、バファローズ。しきりと口にするのは、仰木さんへの感謝。締めはもちろん「白いボールのファンタジー」。
「来年も/やるぞ/東西」
「ありがと/ありがと/草薙」
「いいぞ/いいぞ/応援団」
と続いた後、観衆からコールが起きる。
「いいぞ/パ・リーグ/応援団」
「おまえが/やめろ/小池」
そんな感じで15:55ごろ、2次会が終了。来年からも何かやってほしいものだ。
いったん、草薙に出てみやげを買いにいく。電車で静岡に移動し、夕食を食べてから帰宅。静岡の駅で東京いき(特急車両使用の普通電車)を待つなかにも、青い人たちがいた。