あおい書店高田馬場店にて

書店とは何の関係もない雑談。きょう店内をのぞいていたら、入口そばの『模倣犯』の上に名刺が3枚ほど落ちていた。トラベルなんたらかんたら、A・Eという名前が記されている。置き忘れていったのかなと思い、拾ってレジにいる女性店員に渡した。
「あの、これ――、そこの本の上に乗っかってました」
たぶん、名刺を渡した時点では、ナンパと勘違いされていたような気がする。その後、「はい、わかりました。お預かりします」とかいってくれたけどね。
勘違いということで思い出すのが、中学2年のときのことだ。教室内の座席配置はこんな感じ。
――黒板――
□□○女□
女私○□□
(注:○は通路)
私の右斜め前の女の子が、私の左隣のK子に手紙を渡したい。けど、遠くて届かないから、私に対して「K子(左隣)に渡して」と手紙をパスしてきた。
私は、いたずらしたりせずにK子を、つんつん、と叩いて素直に渡そうとする。だが、K子はなぜか、私を見つめてしばし硬直。
私の心中「あれ、なんで受け取らないのだろう…」
しばらくして、右斜め前がK子に対して、自分からの手紙であることをアピールしたので、K子は私から手紙を受け取った。そして一言。
「(私からの)ラブレターかと思った」