『NOTHING』

大学が始まって、曜日の感覚がなくなったのか(ふつうは逆だよなあ)、きょうが水曜(テアトル系列サービスデー1000円)だということを忘れていた。
休み時間にネットで調べていたら、シネセゾン渋谷でちょうどいい19:00からの上映があったので、観にいく。
作品の上映時間が89分と短いので、本編に先がけて、

◎『ナッシング』の製作スタッフが挑んだ映像表現のネクストレベル!第77回アカデミー賞、短編アニメーション映画賞受賞作品『ライアン』を同時上映!!(CINEMA BOXより)

していたのだが、あまりの疲れで、睡魔に襲われ、内容をまったく覚えていない。
しかし、本編に入ると、ちゃんと起きて見ることができた。
主人公は同居しているだめ青年2人。彼らのもとに相次いで不幸が起こる。そんなあるとき、ふたりを取り巻く世界がすんごいことになってしまう。
世界が一変してしまうまでの話の展開は、いかにも日本的で楽しめた。引きこもりで家から出るのにも一苦労とかね。
だが、その後はいまいち。誰もが子どものころ、一度は思い浮かべるような世界を設定するあたりはすばらしいのに、それを活かしきれていない。映像技術の魅力と友情の尊さだけでは話がもたなかった。名作になり逃しているだけに、残念な思いがする。