ゼミでひとりになるらしき私

大学のゼミナール(演習)が、どういう形式で開講されるのが一般的なのかはよく知らない。1年生から入れて、期間は1年だけとか、毎年1年生用、2年生用というように学年ごとにゼミが設定されているとか、まあいろいろあるんだと思う。私の学部の専門演習は、3年からスタートし、卒業まで2年間をかけて、最後に卒論を書くようになっている。入る入らないは自由(ということは、卒論を書かないで卒業する人もいる)で、約9割の人が履修するという。
3年から始めるために、選考(書類と面接)は2年の今の時期にある。私は2年なので、ある教授のゼミに応募した。どのゼミも定員は20人。40人ぐらいの応募があるゼミもあれば、0人という悲しきところもある。私の申し込んだところは、意外に少なく2人だった。過去には20人を集めたこともあるゼミなので、ちょっと拍子抜けした。
あとで面接にいったところ、私とは別のもうひとりの応募者は、なんか理由があってこなかったそうで、「きみひとりなんで、明日から(現在の3年生の)ゼミに参加すれば?」といわれた。それで先週と今日と現在の3年生5人にまざって参加してみたんだけど、教授がこんなことをいう。「2次募集やりますけど、たぶん誰もこないでしょう」
同じ学年が誰もいないなんて、どんな感じなんだろう。優秀な教授を独り占めできてうれしいというふうには思えないなあ、いまのところ。