昔話

買おうかどうか迷っていた『ダ・ヴィンチ』8月号を、結局購入した。それでパラパラとページめくってると、豊島ミホのエッセイがあった。そこで気に入ってる夏の曲として、サニーデイ・サービスの「サマー・ソルジャー」*1をあげ、それにまつわる思い出を披露している。
『愛と笑いの夜』と『Best Sky』のいずれにおいても、他の名曲に埋もれがちなこの曲に目を付けるというのは、やはり彼女が作家だからだろうか。そんなことを考えたら、私がサニーデイを知った頃のことが懐かしくなってきたので、記しておきたい。
小学校4年ぐらいのときだったか、スペースシャワーTVのパワープッシュに「恋に落ちたら」が使われいて、牧場の小屋みたいな場所で演奏する3人組が、強く頭に刻み込まれた。そしてファンの間で一番人気があるらしい『東京』が出たけど、こづかいが少なかったからなのか、理由よくわからないが、購入することはなく、一年ほど過ぎる。それで彼らの次のアルバム『愛と笑いの夜』を、ちょっと遅めのクリスマスプレゼントに、買ってもらった。これが素晴らしい出来で、何回も何回も繰り返して聞く。こうしてサニーデイの虜になっていった。
スペースシャワーのパワープッシュというと、このサニーデイの前がTHE YELLOW MONKEYの「太陽が燃えている」で、これも好きだったな。なぜか彼らのCDは一枚も持っていないのだが、詞には何度も感心させられた。なんか昔話長くなってきたので、この辺で終わりにしとこう。

*1:スピッツの「夏の魔物」とTHE YELLOW MONKEYの「熱帯夜」はタイトルだけ。