単なる雑記

なんとも許しがたい事件が起こった。以下、5月29日付日本経済新聞夕刊より要約・転載。

28日午後4時ごろ、JR御徒町駅京浜東北線ホームで駆け込み乗車をしようとした女性が、手に持っていた紙袋を閉まりかけたドアに挟んだ。
電車はそのまま発車。車掌が気づき、数秒後に非常停止したが、その際に乗客の女性(69)が転倒し、頭を打って七針を縫うけがを負った。
JR東日本によると、駆け込み乗車をしようとした女性は紙袋を持ったまま電車と併走し、停車後に自力で袋を抜いて立ち去ったという。
ドアはセンサーで異物を検知すると自動的に開く仕組みになっていたが、同社は「紙袋が薄かったため検知できなかったのではないか」とみている。

駆け込みを試みた悪者は逃げ去り、普通に電車へ乗っていただけの乗客がけがをする。本当に悲しいことだ。この構図は、いまの社会を象徴するような気も少しする。
こういう事件を伝える記事は、いつも機械の性能を問題視して終わるのだが、もっと乗客のモラルについてもスペースを割いてほしい。無理な駆け込みはやめて、自分ひとりのエゴで電車を遅らせるなと。

メモ

新聞契約の景品

新聞の勧誘にあたって、洗剤とか、野球のただ券みたいなものをおまけで用意しているというのはよくある。ああいった景品には、購読料6ヶ月分の8%という上限が設けられているそうなのだ(下記URLなど参照)。
http://www.union-net.or.jp/cu-cap/sinbunkeiyaku.htm
たとえば、朝日だと月ぎめ料金は3925円(税込。朝夕刊が出ている地域)。6ヶ月分の8%を計算すると、1884円になる。ということは、実は野球のチケットとかは、値段的にはあやしいところなのだろうか。それとも、ああいうのは特別招待券で値段がついてないからいいのかな。

5月29日付日本経済新聞朝刊(神奈川・首都圏経済)

「駅生かさないともったいない 滋賀・嘉田知事が埼玉・本庄で講演」という記事。滋賀県の新幹線新駅にストップをかけた同知事。高校までは、ここ本庄で過ごしたそうで、本庄早稲田駅については「地元の皆さんの寄付を集めてできたわけだし東京から約五十分と便利。しっかり使って利用者を増やし生かさないともったいない」(紙面より)とか。

聖日出夫著『出世する酒しない酒 ザ・飲ミュニケーション』(メディアファクトリー

社会人と酒とのつきあいを描いた漫画全10本。1993年の刊行。それなりに面白かった。だけど、もし定価(1100円税込)で買っていたら、漫画1本あたり100円超という計算で、ちょっと高いな。

三田紀房著『ドラゴン桜19』(モーニングKC)

「現役東大生のセンター試験必勝術!」というコーナー。ふたり登場している学生のうち、ひとりの名前が「那須野拓実(なすのたくみ)」さん。漢字は違うものの、5億6千万の男と同じ名前。話のネタにされただろうな。