『新入社員諸君、これが礼儀作法だ! そうだ、山口瞳さんに訊いてみよう。』(新潮社)

小説新潮四月臨時増刊男性自身や、対談の中から礼儀に関する話題を扱ったものを収録している。著名人の寄稿多数。重松清は『セカンド・ライン エッセイ百連発!』(朝日新聞社)の58番の文章(『小説新潮』1996年8月号初出)を再々録。他にはすほうれいこがスチュワーデスに扮して、お客様への対応を学んだりなんていう企画もある。山口瞳を現役で読んでた人なら、問題なく楽しめるし、そうでなくても充分、その場における礼儀の雰囲気が伝わってくるはず。
以下に寄稿している人の一部をあげておくので、ファンの人は読んでみてください。横山秀夫嵐山光三郎、バッキー井上、吉川潮椎名誠酒井順子、日野いつみ、杉本彩黒柳徹子佐藤江梨子梨本勝中村うさぎさいとう・たかを、マーク・ピーターセン、岩井志麻子浅野史郎など。

『ロッカーズ』『アイデン&ティティ』

早稲田松竹で映画鑑賞。二本立てで学生料金1100円。

ロッカーズ

陣内孝則が、福岡でバンドを結成し、東京に出てくるお話。原作扱いはされていないけど、『アメイジング・グレース』(幻冬舎)という本*1が、もとになっている。あとは『ロッカーズ』(竹書房文庫)という、この映画のノベライズも出ている。
見てよかった。バンドの演奏かっこいいし、彼らの会話が笑えるし、博多弁が聞いてて気持ちいいし、そして、ラストシーンは泣ける。これぞエンターテインメントだ。役者のなかでは、タニ役の玉木宏*2、真弓役の上原美佐*3がよかった。ちなみに、セックスとかオナニーという単語が出てくるので、小学校低学年生の鑑賞には適さないかも。

アイデン&ティティ

そして次にみうらじゅん原作、宮藤官九郎脚本、田口トモロヲ*4監督のアイデン&ティティ。SPEED WAYというロックバンドのボーカリスト中島が、バンドブームとその終焉に際し、どのような思いで音楽に取り組んでいたのかが描かれている。
こっちも前者に負けじと劣らずよかった。中島役に元GOING STEADY峯田和伸が抜擢されているんだけど、自然体で演技がすごくいい。その彼女役の麻生久美子が、中島に対して「キミ」と呼びかけるのもたまらない。あと町田恵*5がチョイ役で出てた。まだ芸能活動続けてたのね。ちなみにこちらの映画も小学生の鑑賞に適さなそう。セックスシーンあるから。

*1:構成は田村章重松清

*2:女子バレーボールの杉山祥子が、理想のタイプとしてあげていた。

*3:この人は知らなかったけどかわいい。

*4:役者としてより、プロジェクトXのナレーションの方が有名?

*5:チェキッ娘

オリジン弁当でマグロステーキ弁当。504円。大学に入ってから、弁当屋のものを買って食べたのは初めてだなあ。土曜日みたいに静かな日だと、野外でごはんを食べるのも悪くない。味のほうはいたって普通の肉という感じで、量もキッチンオトボケなどと比較すると、物足りない。あと飲み物がついてこないしね。