「ザ・ノンフィクション 線香花火のように」

蔵前の花火問屋、松木商店。ご主人に妻・息子2人・娘1人の生活。
息子たちは仕事を持つが、折にふれて店を手伝う。あるとき、父は松木商店の後継ぎをどう考えるか彼らに聞く……。
すごく共感できる話だった。父へ言えずにいた思いを打ち明ける長男。はたから見ればなんでもないことが、当人には大事だったりする。それが存分に伝わってきた。
語り(高畑淳子)もよかった。CMへ入る前、「線香花火のように」とタイトルを読むのだが、その時点での流れに合わせたトーンになっている。いい工夫だ。
ご主人はうまい商売するなあ。客の買った花火をナンバリングして、こういう順番でやったら楽しいとアドバイス。個人商店の面白さという観点でも番組が作れたと思う。
3/24、BSフジにて再放送(フジテレビでは2011年8月)。