統一球についての私観

報道*1によると、先々月、日本プロ野球選手会NPBおよび12球団に対して、統一球の見直しを申し入れたそうだ。
新井貴浩が会長になって以後、彼らの行動にはすべてとはいわないが首をかしげるものがある。だから今回のも「またバカげたことをいいだしたか」と当初は思っていた。
たとえば、工藤公康はこういう趣旨の発言をしている。「統一球の導入以前にピッチャーから苦情が出たとは聞かない。なぜバッターが打てなくなったらこういう話になるのか」(文化放送の解説にて)
まったくそのとおりである。
しかしながら、記録の継続性という観点があることを私は考える。ホームランでも打率でもなんでもいいが、導入前と後で、記録が比較できなくなるほどの影響*2が出てしまうとしたら、それはよくないだろう。
よって、私としてはいますぐやめろというつもりはないが、(選手会の主張するように)検証は必要だと思う。ひとまず5年ぐらいは統一球で続けてほしい。その間にバッターの対応が進む可能性もあるので。

*1:(一例)http://www.sanspo.com/baseball/news/20120424/npb12042418290003-n1.html

*2:たとえば現在、記録に「2リーグ制後は初」といった注釈がつくことがある。それと同様に「統一球導入後の最高」といった使われ方がされるような状況。