新刊

『空より高く』が9月下旬に中央公論新社から刊行予定になっている。連載終了からおよそ7年。
未刊行のものがいくつもあるなか、出してほしいという意見を一番みかけたのがこれだった。

文庫解説

このたび中公文庫にて復刊された池澤夏樹『楽しい終末』の解説を書いている。

8月17日付朝日新聞朝刊

各界の著名人がいじめをテーマに語った連載が終了。後記にある「散々悩んだあげく、『もっと長い文章でないと、自分の考えを表現しきれない』と取材を受けるのを断念した人もいました」とは、おそらく重松清を指していると思われる。この連載は何度も依頼を断ったそうで、理由は常々彼が主張している「テーマが一言でいえたら、小説なんて書いてない」というもの(今月5日の講演より)。
ちなみにいじめについては、かつて『現代』で「きみに今日、死んでほしくないから」を書いている。