『すべては「裸になる」から始まって』

結論からいうと、乳首を見せないという制約がまずかったと思う。それがため、セックスシーンも胸のところだけこねくりまわすようなことになって、作り物っぽさがぬぐえなかった。劇中の世界に浸れず、撮り直しや編集の苦労ばかり考えてしまった……。
あと、この作品は尺が1時間20分で短めなのだが、無理やり伸ばしてやっとこれだけという印象を受けた。原作は未読だが、使うところがなくて困るような感じだったのだろうか。そんなものを原作にするなんてあってはいけないが。
よかったのは江川達也の演技。漫画家やめても食っていけるなと思った。
シネマ・ロサ2(BF)にて。

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終了後に、森下くるみ(原作)と成田梨紗(主演)のトークショーがあった。「おっ」と思ったのが、森下が紹介されたときの成田の拍手。マイクを片手に持った状態でひじのあたりを叩くそれは、AKBのメンバーがよくやるやつだった。